ジャイアンツ球場で初ナイター観戦@イースタン楽天x巨人

楽天 2 - 3 巨人
7/25 ジャイアンツ球場 観衆340人

この前は初の高校野球勝戦を見に行ったが、あれはメジャー野球。今度行ったのは観衆300人台のジャイアンツ戦。なんで行ったのかというとこれも「初物」だったからだ。ジャイアンツ球場で初めて見るナイトゲーム


ただし、試合開始は午後4時なので実際には「セミナイター」な感じであり、試合開始のときはまだ陽が高かった。だから暑い。おまけに、僕は階段を昇って行ったのでそれだけで余計に暑くなってしまった。ただしスタンドの中はわりと風があって助かった。

先発は楽天川岸強、巨人が岸敬祐。岸は大阪と愛媛にいた独立リーガー。川岸って一軍にいたんじゃなかったのかな。
試合は2回裏、山本和作がセンター前、田中大二郎がレフト線ギリギリに放って連打。DHに入っていた加藤健の空振りをパスボール。山本が還って1-0。
3回にも先頭で出た和田凌太をバントで送り、隠善智也が三遊間を破って2点。さらには中井大介がフルスイングで左翼線に放ち3-0とする。
川岸は空振りがとれず、カットされることが多い。ちょっと気のない球を初球に打たれたりしてちょっと精彩がない感じがする。
両チームとも応援の太鼓とかがなくて静かだったのだが、三塁側に楽天ファンと思われるわかりやすいオヤジがひとりいて、閑散としたスタンドと相まって昭和のパリーグのような雰囲気を醸し出していた(ちょっと違うか)。「川岸!打たれたらオレがクビにしてやる!」「勧野!おまえはホームランしかない!オレが言うんだから間違いない!」それでいて楽天が大きなフライを打つといったん狂喜して、捕られるとあからさまに落胆するので、うるさいがちょっと面白い。

平日の夕方だから客もそんなにいない。ジャイアンツ球場に2億円かけてナイター施設を作ったと聞いたとき、僕はいい金の使い方をしたなと思ったし、仕事帰りに寄ってみたいとも思ったが、実際始まってみると試合開始が4時という中途半端な時間になってしまった。聞くところによるとまわりの住民のことを考慮したという。それから、昨年のこともあって節電のことが頭にあったかもしれない。
それでもスタンドにはジャビットがわざわざ来てくれて子供の相手をしていた。子供の相手をしていたと言えば、バックネット裏に巨人の育成選手が何人かおり、チビ君とじゃれていた。
照明は5時15分くらいに点いた。中盤をちょっとすぎたくらいで、試合はその中盤過ぎの6回に動く。巨人の岸はよく投げ、楽天を抑えていたのだが、この回ハーパー(元横浜だ)に一塁強襲を打たれ、続くテレーロを警戒しすぎたか四球で歩かせる。ハーパーは本塁でアウトにしたが、川口隼人とはフルカウントの勝負になり、自信を持ってなげた直球を右中間に運ばれ3-2とされる。

終盤になって暗くなりだんだんナイターの雰囲気が出てきた。いつも昼間のジャイアンツ球場しか見てないので、なんとも新鮮な光景。ふと気付くとヒグラシの鳴く声も聞こえる。ここは公式戦でも横須賀のように場内音楽とかが無いので、イニングの合間は静かだからだ。まわりに緑の多い環境というのもあって、ちょっとBCリーグ藤岡球場のナイターを思い出させる雰囲気だ。これはいい。
7回以降は投手がよくて、どちらも0のまま進むが、9回に登板した野間口貴彦がよくない・・レフト隠善のスーパープレー(けっこうすごいダイビングキャッチ)で盛り上げたと思ったらヒットを打たれたり、流れが切れない。ものすごくテンポが悪くて、場内ため息だった。2死満塁まで行ったがなんとか終了。



帰りは階段がおそらく使えないと思ったので、車道を歩いた。すると調布方面に夜景が見える。球場係員に「あっちにもっと見えるところがありますよ」と言われた。球場帰りに夜景が見られるところなど他にあったろうか。おまけに遠くに花火大会も見えた。