イースタンリーグ 巨人x横浜@平塚

巨人 3 - 1 横浜
9/22 平塚球場 観衆979人

平塚が囲碁の街、なんて知らなかった・・・・


22日、巨人の優勝を伝える日刊スポーツを読みながら平塚へ向かう。この日はその巨人と横浜の2軍戦で本年最後の平塚の試合。ちなみに2軍は既にロッテの優勝が決まっている。今年のロッテは強く、優勝争いが早々になくなって興味が削がれてしまった。思えば最終戦で優勝が決まった年もありましたな。
平塚からはバスが多く出ているが時間があるので歩いてしまう。僕の足で25分くらい。暑さもようやっと収まった日だが、日向を歩くとまだ汗が出る。
この球場は2軍戦にもかかわらず球場の売店がすべて開いており、一塁三塁合わせて4つも開いている。横須賀はレギュラーの売店1つと球場内にビールを売ってるのが1箇所、相模原は確か売店2つだったと思う。

試合前スタメン発表で、巨人の4番に「DH・小笠原」とコールされ球場が沸く。となると、先日のドームにはいなかったのか・・
巨人の先発は土田瑞起(IL・愛媛)、横浜は北方悠誠(唐津商)といずれも1年目。先発が北方と聞き僕はちょっと不安を覚えた。球は速いが四球を連発しているという話を聞いていたからだ。対する巨人の土田、名鑑を見ると「制球はアバウト」とある。これは・・・
1回の表裏が終わってみたら、開始から35分。うーむ、真夏でなくてよかった(笑)
注目の小笠原の第1打席は四球。内角には投げられないか・・
2回は2死までいったのに暴投で1-0。巨人に先制を許しスタンドからため息。対して巨人の土田は1回に比べ制球が良くなり三者凡退とする。

イニングの合間に、「今日の試合の協賛は・・」と読み上げている。こういうところはなんだかBCリーグっぽい。横須賀の試合だと、来場者プレゼントにスポンサーの商品が使われるケースはあるのだが、スポンサー読み上げはあまり経験がない。ちなみにジャイアンツ球場では、スポンサーの気配もまったく記憶にない。
4回表、巨人は2死から橋本到がライト前タイムリーで2-0。しかし横浜も負けじと北篤が土田の直球をライトへ特大のソロを放ち2-1とする。
ふと気がつくと北方がセットポジションで投げている。あれ?最初からセットだったかな?直球は、試合開始ごろは148kmを記録していたのに、中盤では130k台なかばになっていた。
しかし再び小笠原を打席に迎えると、開き直ったのかインコースに147kmを放りオッと思わせるが、やはり最後は見られて3四球めを与える。こんな感じで無死満塁のピンチ。
ところが、そこから田中、高口、円谷を3連続フライに仕留めてゼロで切り抜ける。いかにも「高卒の荒削りだが魅力的な」投手の試合で、ベンチも我慢して投げさせているが、ファンも我慢を強いられる。いや、その我慢がいいっていうファンもいるか。

この日の試合は、アイランドリーグ出身の選手がとても多く出ていた。巨人は土田から岸といずれも愛媛のリレーだし、横浜は野手で大原淳也、西森、投手で富田、福田と、いずれも香川の選手が出ており、この試合だけで6人も登場した。しかしBCリーグは一人も出なかった。横浜はBCリーグにゲスト参加しているのに。
福田は僕が見ている時は安定感があるのが印象的だったのだが、この日は9回に隠善に4球目を右翼に持っていかれダメ押しとされてしまう。横浜は満塁から併殺だったり、1、3塁から三振だったりとチャンスに打てなかった。
それと巨人の小笠原は7回に4打席目を迎え。最後はフルスイングでとらえたかと思ったがわずかにバットの先だったようで中飛に終わってしまった。前日のドームの胴上げに参加できず平塚に遠征、心情はいかばかりだったろう。でも、四球が続いても代走もなく、4打席まで出てくれて嬉しかった。

終盤からは照明がついて、終了時にはかなり暗くなっていた。1年ぶりの平塚の試合は、3時間40分を要する長いゲームになってしまった。このゲームの長ささえなければ、だいぶ涼しくなって観戦もしやすい、いい試合になったのだが。