駒沢公園野球場が再び改修へ

3連休の中日、都内に行くついでに駒沢公園に寄ってみた。この日JABA非公式ながらクラブチームの試合がここの硬式野球場で行われるからだ。
「東京都クラブ野球リーグ」は秋から冬にかけて行われるリーグらしいが、ここ駒沢は中心的な開催球場のようだった。

観衆は少なく、ほぼ関係者のみ。ただTOKYO METSの試合だったためいつもの応援の人達は来ていたが鳴り物等は無し。試合はMETSがREVENGE99を序盤から大量リード。1時間くらい見て用事のため後にした。


駒沢大学駅から歩いて15分くらい。23区内で硬式野球場は非常に貴重な存在なうえにロケーションは極めて良い。高校野球の予選には使っているが、僕から見たら物足りない使い方をしている野球場だ。しかし、数年前に改修をしているとはいえ、収容は1000人ちょっと、両翼91mというスペックでは致し方ないか。


ところが、この野球場が再び改修するという。しかも、今回は予算も大きい。
駒沢オリンピック公園硬式野球場改修基本設計 見積もり公募
予定工事費は102億円だという。
この予定工事費というのがクセ者で、果たしてどこまでの作業が含まれるのか(解体費用は含まれるのか、球場周辺の遊歩道の工事はどうか等)いまひとつ不明なのだが、参考までに近年改修された野球場の費用を調べてみた。

改修といっても、スタンド、ネット、グラウンド拡張、スコアボード等改修範囲がいろいろなので、これらの球場も一概に比較はできないはず。それを考えても駒沢の100億円以上というのはやけに大きい。あくまで最大ここまで、という値かもしれない。建築には疎いのでそこらへんのことはよくわからない。


では、どれくらいの規模の球場にすべきだろうか。

球場の外野まわりには森と遊歩道があり、球場入口の前にはちょっとした広場があって、さらにその前にはスケボー広場がある。中堅はまだいいといして両翼を広げたいが、ホームベースが今の位置のままだと、外野をそのまま拡張したら遊歩道にかかってしまう。もう少しホームベース位置を後方に下げる必要がある。
両翼の外側にはかなり高い防球ネットがある。ただし独立したトイレの建物がある(写真参照)など敷地には多少余裕がある。
地図上で比較してみたら、神宮や横浜スタジアムはムリだが、保土ヶ谷球場くらいだったらなんとか入る気がする。あくまで素人考えだけど。


想定される使用目的は、夏の甲子園予選だと準決勝までできるのが理想。神宮球場の使用頻度が高すぎるので、ここで準決勝までできたら大きい。プロ野球は一軍の使用を想定する必要はなさそう。それと、大田スタジアムより交通の便がかなり良くなるので、都市対抗予選にはもってこいだ。
しかし何より僕が実現してほしい使用法。それは、「東都大学リーグを神宮から移す」ことだ。
神宮第二が使えなくなってからの、東都リーグ2部の悲哀は誰でも知っている。なんとかしてやりたいが、東京都内の野球場事情を考えるとどうにもならないわけで、だからこそ駒沢の改修が実現したらまっさきに「東都」に声をかけてあげたいと思っている。
もっとも「神宮命」な関係者が多数いるのは想像がつく。だとしたら1部は神宮平日のままで、2部を駒沢週末という形にならないか。
外苑前駅駒沢大学駅は電車でたったの15分。六大学の第一試合→駆け足→東都の第二試合 というハシゴ観戦だって可能になるのだ。