野球の天皇杯(その1)


僕は秋から冬にかけての季節、スポーツ新聞で楽しみにしている記事がある。
サッカーの天皇杯だ。
それも、ベスト8くらいになってほとんどJリーグのチームで占められてしまう段階ではなく、ベスト32くらいの対戦結果を見るのが楽しい。今年も、こんな試合結果が出ていた。
名古屋グランパス 6 - 0 FC鈴鹿ランポーレ
アルビレックス新潟 5 - 0 富山新庄クラブ
ヴィッセル神戸 8 - 0 三洋電機洲本
浦和レッズ 4 - 0 宮崎産業経営大
セレッソ大阪 6 - 0 北海道教育大
・・・・・
ほとんど聞いたことのない、地方のクラブチームとか、大学、社会人チームがプロのチームに挑める。プロのなかでも、J1、J2、J入りを目指すJFLのチームに分かれ、各レベルが入り乱れつつトーナメントを勝ち上がっていく。スコアを見ると、まるで「7回コールド負け」ぐらいのレベル差があるのだが、Jと対戦できたチームは嬉しいんだろうと思う。


サッカーの天皇杯には壁がない。大学どころか高校生だって出てくる。ピッチに立てば、プロとしてン千万も稼いでるか、他に仕事をしながらプレーしてるか、そんなことは関係ない。あるのは勝負のみ。
そういやサッカー以外でも、バレーボールの天皇杯で高校生がVリーグのチームに勝ったことが話題になった。


うらやましい状況だ。


NPBが社会人との試合を解禁してからもう10年がたつ。そして学生野球憲章が一部改正されたのが去年。壁は少しずつではあるが、低く、薄くなってきている。でも、壁の向こう側同士が見える状況にはまだない。
これだけ交流試合が当たり前の状況になっても、いまだ公式戦が存在しない(社会人大会にNPBが一部参加しているだけ)。
翻って野球の年間カレンダーを見ると、秋には各野球界でそのシーズンの頂点を決める試合がいくつも存在する。
・・・「日本一」ってこんなにあちこち存在してていいのか。
カレンダーを見つつこう思った野球ファンはきっといる。と僕は思う。
かくして、妄想はどんどん広がっていくのだ(笑)


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