「学生野球」じゃなくても硬式野球はできる！
いやあ、とうとうこんなことを考える人が出てきたか・・という感じ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111212-00000003-san-base
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111213-00000134-san-base
こう来るとは思わなかった。
大学、高校の野球部は学生野球憲章に縛られ、ついこの間までプロ野球と試合ができなかった。憲章が改定されて交流が緩和されるも、活動できるのは3月と8月だけ、そして、対象となるプロ球団はNPB＝日本野球機構の球団だけで、独立リーグは対象外という、納得いかない縛りがかかっているのは以前書いた。
この芦屋大学という大学を僕は知らなかったけれど、野球の指導者の育成のためという目的で硬式野球部を設立するのだという。で、普通なら関西のどこかの大学リーグに加盟し、だいぶ下のリーグからスタートするんだろうけど、そういった発想をまるですっ飛ばし、「連盟に最初から加盟しない」という選択肢を選んだ。学生野球に精通した人がこの大学の担当者だったら、おそらくこんな選択肢は取らなかっただろう。
高校からもすでに問い合わせが来ているみたいだが、果たしてこの試みがうまくいくのかどうかわからない。元プロの指導者とあるが、ご存知のようにこのリーグの運営は極めて不安定で、チームの出入りも激しく、入学パンフにつられて入部したはいいが提携先が無くなってしまった・・などという可能性もゼロではない。
しかしそれでも僕がこのニュースに注目したのは、「学生野球をしたかったら、学生野球連盟に所属しなければならない」という、誰も疑問に思わなかった常識をひっくり返した発想が出てきたからである。
これにつられて、どんな「非常識」なことを考える人達が出てくるか、楽しみであるし恐くもある。
