吾輩はいかにマイナー野球を広めていくか


あけましておめでとうございます。もう10日はたつけど。


さて昨年末に僕は生まれて初めてコミケというものに行ったわけだけど、そこで買った野球本(といってもコピー機で刷ってホチキスで止めた200円くらいの)をめくりながら、「これくらいなら自分だって書ける」と正直に思った。実はあれから、印刷、製本屋のサイトで値段などを調べてしまっている。ページ数、カラーか白黒か、紙質、などなど。
僕は観戦記で写真を多用するので、文字だけでなく写真も載せたい。ただし、カラー印刷は高い。モノクロでも紙質が良ければ写真も見栄えがする。
印刷屋のサイトを見ていると、品質と数と値段は密接な関係がある(当たり前だけど)のがよくわかってなかなか面白い。
こうなると戦略が重要になってくる。どんな層にアピールするのか、どれくらい需要がありそうか。そういうのは商業誌と変わらないと思うのだけれど、同人誌ってそれだけでは成り立たないところがあると思う。お金を払ってくれる人のターゲットを絞るのはいいけれど、同時に自分が楽しくなければならない。あくまで、自分が表現したいという前提があって、そのなかでいかに共感してもらえるものに仕上げられるか。いかに共感してくれる人を探すか。だと思う。


さて自分がもし紙媒体をつくるとしたら?
僕がブログを通して言いたいこと。「野球はプロ野球の一軍と高校野球だけじゃない」「だからそれらの間に位置する野球をいかに広めていくか」というテーマ。読んでくれた人が「こんな野球があるから、行ってみようか」と思ってくれれば成功。実際に球場に足を運んでくれることが願いだ。


コミケで見かけた野球ジャンルの本は、観戦記が多い。僕がこのブログで書いているのと同じ。
自分がやるなら、観戦記はやらない。他の人がやってないものを書きたいというのと、上で書いたテーマにうまく絡まなそうだからだ。コミケに観戦記がいっぱいあるなら、そちらは他の人にまかせる。
前にも書いたけど、自分がもし書くとすれば、マイナーな野球に興味を持ってくれた人達に役に立ちそうで、かつ自分が書いて&読んで楽しいものを書く。
旅行ガイドなどは、実際に行くために役に立つだけでなく、読んでるだけでも面白い。こんどはあそこに行きたいな、とか計画をたてるだけでも楽しいものだ。だったら、マイナー野球版の「るるぶ」みたいなものは面白そうだと思う。
ただし範囲を限定しないと、原稿ネタを集めるだけでも膨大な時間とお金がかかるので、関東地方だけということになりそうだ。観戦記と違うのでネタは昔のものでもかまわないだろう。ただし古くて役に立たない情報は避けなければならない。