憂鬱な日

巨人 笠原、松本竜も野球賭博に関与 バカラや麻雀でも賭け― スポニチ Sponichi Annex 野球
2軍も愛する、というか2軍のほうを愛する自分にとっちゃ、憂鬱な日だ。なんか、野球場へ行くということさえ憂鬱になってしまいそうだ。


松本竜也を試合で見たのはたしか1度だけだが、笠原については、一時僕が巨人の試合を見に行くたびに笠原が投げていたことがあったので、見るたびに、いい投手だなと思っていた。それだけ見る機会が多いということからも、球団も期待をかけていたんだろうなと思う。2軍で良く見た選手がこんな事件を起こしてしまいショックなのだが、ジャイアンツ球場に通う巨人ファンはもっとショックだろう。いつだったか、巨人の選手を追いかけて新潟まで来ていた女性ファンの姿を思い出して心が痛い。
どうするんだ、いったい。


http://mainichi.jp/sports/news/20151022k0000m050094000c.html

元プロ選手だった大学野球部の監督は「経験上、プロに教育は期待できない」と言い切った。また甲子園で上位進出の経験がある高校の野球部監督は、選手に大学や社会人を勧め、強い覚悟がない限りプロ入りは勧めていない。「高校生はまだ子供で、大金を扱うには早すぎる。大学や企業で社会常識や対人能力を学ぶのが先決。今回の問題でプロを敬遠する理由が増えた」と指摘した。

高校からNPBに直接入団し、活躍することにロマンを感じている高校野球ファンてけっこういるんじゃないかと思っている。なかには、大学・社会人など回り道にすぎないと本気で思っているような極端な人間さえも。
でも僕は、上の高校野球の監督さんのように、高校から直接NPBに行くのはあまり賛成じゃない。高校出たてっていうと18とか19歳、その時点でン千万という契約金(本人にどれくらい渡るのか不明とはいえ)と、高卒で就職した同世代では考えられない年棒を手にしてしまう。お金の価値っていうものをあまりよく実感しないまま大金を手にするなんて、僕がその子の親や親せきだったらきっと心配すると思う。2軍の試合を見に行ったときに、ほとんど1軍で活躍していないのにやたら高い車に乗っている若い選手がいるので、余計そう感じる。


今回の件で巨人の選手教育について叩かれるのは目に見えているのだけれど、若い選手の教育(選手としての育成、とは別の)という点に関しては各球団に任せきりにするのはなく、NPB全体で考えるべきなんじゃないかと以前から思っている。例えば、12球団から高卒の選手(ドラ1も育成も関係なく)だけを集めてチームを作り、大相撲における相撲教習所みたいな存在にするとか、案が出てこないだろうか。