生まれ故郷で、もう一度

http://thepage.jp/detail/20150601-00000002-wordleafs?page=1
藤川球児がアイランドリーグの高知にやってくるというニュースを見て、驚くと同時に、日本に独立リーグがあって本当に良かったなと素直に思った。
藤川って生まれ故郷が高知なんだな。高知商業出身ということも実は知らなかった。


まわりからは見えないいろいろな事情があったとは思う。阪神に誠意が感じられなかったとの報道があるが、実際にどうだったのかはわからない。それでも、まさか高知より金額が低いということはあるまい。どう考えてもゼロが一つ(あるいは二つ)阪神の方が高かっただろう。


MLBのキャリアを中途半端な形で終え、NPBに復帰しても中途半端な成績しか残せない選手がいる。藤川の耳にもそういう選手の話題が入っていたかもしれない。
記事の中で掛布雅之氏が言っているように、彼はプライドが高いんだと思う。昔の名前で高い給料をもらうのは耐えられない、というような。
幸いなことに、故郷には独立リーグがあった。おまけに監督とコーチが元阪神の人。NPBの2軍とも練習試合をする機会がある。だったら、故郷でもう一回やってみようと考えても不思議じゃない。まずは投げてみて、お金はそれからの話だ。


独立リーグがあって良かった。
今の日本は、野球のプレーを続けるということに関しては豊かになったと思う。
あの野茂英雄さんがドジャースに渡ったころ、プロ野球選手が退団しても社会人野球に移籍することはかなわなかったのだ。もちろん、独立リーグのドの字もなかった。