「独立リーグをプロと見なさず」

ネットでこんな見出しを見かけた。
日本野球連盟独立リーグをプロとみなさず」
なんのことだろうと調べてみたら、JABAが臨時理事会を開き、独立リーグの取り扱い規定を一部改正していた。これがその規定↓
PDFファイル
11月1日から施行された取扱い規定と比べると、第1条の
独立リーグは、登録規程第10条の規定に定義されるプロ野球とみなす
の部分が削除されている。
11月11日のブログのときと何が違うのかなと一瞬思ったが、この条文のことだった。要は登録規定上において、(国内の)独立リーグ出身者は「元プロ野球選手」と見なされないことになったということだ。
若い選手の選択肢を狭めるべきではないという考えからくるものなので、歓迎するべきことなのだが、スポーツ紙の見出しだけを見ると「独立リーグなんぞプロではない」と言っているのかと思ってしまう。この見出しはちょっとどうかと思う。


NHKでILリーグ徳島の選手達をとりあげた番組が放送されていた。月給はシーズン中のみで10万。職業は「プロ野球選手」と言えるとはいえ、この厳しい環境。ベンチの中でレトルトカレーをごはんにかけて食べていたシーンは生々しかった。
ドラフトにかからなかった2人の選手をとりあげ、ひとりはもう1年挑戦し、もうひとりは野球をやめて就職の道を選んだ。野球に対してどう向き合うかは選手それぞれだが、今度からは独立リーグを退団しても翌年からアマチュア野球に復帰できる。かたちは違えども野球を続けてくれる選手が多くなればと思う。