全日本クラブ選手権2日目

明日も早いので、あまり詳細は書けませんが、とりあえず写真など。
浜松ケイ・スポーツBC 8 - 7 東北マークス
NSBベースボールクラブ 5 - 11 全足利クラブ
大和高田クラブ 16 - 2 オールいわきクラブ
9/6 西武ドーム 観衆 おそらく500人はいたと思う

閑散とした西武球場前駅に着いたのは10時半くらい。今年もまた、キャンピングカーの展示会をやっている。でも去年と同じであんまり人来てない気が。

まだ第一試合の途中なので西武第二球場へ向かってみる。楽天のバスが来ている。球場では試合前練習の最中。
行く途中の電車で速報を見ていて、東北マークスと浜松ケイスポーツが0-0の接戦を繰り広げているのは知っていたが、スタンドに入ったときには浜松が2点先制していた。
しかし8回に東北が1点、そして9回にも1点とりタイブレークへ。今大会3回目のタイブレークだ。
浜松が2点とるも、その裏東北が2アウト2ストライクからライトへタイムリー2者生還という粘り。
浜松は11回表に犠牲フライで1点しかとれず、厳しいかと思ったが、11回裏なんとか1点に抑える。
12回表、浜松は暴投で1点返し、さらに併殺をとろうかという打球をショートが1塁に悪送球、さらに2点加える。マークスはこのエラーが痛すぎた。
マークスは12回裏に押し出し四球、内野ゴロで2点取るも、最後は外野フライで浜松が勝った。あきらめず戦った浜松の粘りがすばらしい。

これは仙台から来てくれたマークスの応援団。毎年たくさんの応援が来てくれて西武ドームを盛り上げてくれる。
********************

全足利の初戦の相手はNSBベースボールクラブ。もと中山製鋼野球クラブのことだが、この中山製鋼というのは1987年の日本選手権に優勝している名門チーム。いきなり関西のクラブという試練。
NSBの先発は西原光俊(徳山大)。背は高くないもののワインドアップからテイクバックの小さいフォーム。ストレートで144km出る。今季かなり良いピッチングをしているようだ。
しかし全足利は先頭の谷口哲が粘りまくり死球→盗塁。バントで3塁。吉原啓太の内野ゴロの間に1点先制。幸先良いスタート。

全足利の先発は都市対抗に続き黒沼克誠。立ち上がりから3回まではよさそうだった。
しかし4回、東京ドームに続いてまずい流れを作ってしまう。
ランナーがいる段階で黒沼が打ち取った当たりをレフトがグラブに当ててこぼし、ランナー還って同点。さらに暴投で吉原の股間を抜けてしまい逆転されてしまう。・・これ、全く都市対抗と同じ展開だ・・

しかし4回裏にランナー1塁から熊田圭(日大国際関係)が1塁線ギリギリのライナーを放ちすかさず同点に追いつく。
・・だがNSBは関西のクラブらしい強さを見せる。5回にはランナー1,2塁から右中間にタイムリーを放ち4点目。ここで黒沼は降板し中田智暁(専修大)に後を託す。かなり悔しそうだった。
中田は143km出し、球は走っていると思ったがその直球を狙われまたもタイムリー、5-2・・西原がしり上がりに調子を上げるなか、厳しいか・・と思ってしまった。
だが中田からエース庭月野に代わり、全く危なげない投球でNSBの流れを断ち切る。3人使ってしまったが、この継投が良かった。最速144km。気合いの直球、これが打線に乗り移ってくれれば・・と思ったら、移ってくれた。
またしても、「心底恐ろしい人達」を見せつけられたのは8回裏。メモをそのまま書く。

代打新藤一塁線ヒット、四球
一澤投ゴロも高橋左中間 5-4
たまらず西原は降板。松本修(駒大―IBM野州(!)―ニチダイ)に交代
金田センター前! 同点
近藤センター返し!!! 7-5 逆転!
満塁からデッドボール 8-5!
暴投で9-5!
イムリーで11-5!
・・・・
9回表 庭月野はヒット1本打たれるも、最後は三振。

・・今年はもうダメかもなんて思ってごめんなさい。でも、一塁側スタンドはみんなそう思ってたんじゃないかな・・

都市対抗でも活躍した応援団が今年も来ていました。ネット裏も含めるとやはり例年より観客は多かったと思う。かたやNSBの方も職場(中山製鋼)の方々と思われる皆さんが結構来ていた。メガホンを叩く応援はよく音が通っていた。
******************
本当は上の試合のあと、第二球場の西武x楽天戦を見ようと思っていたのに、すでに午後4時を過ぎてしまっていたので、あきらめて大和高田xオールいわきの試合を引き続き見ることにした。

実は僕は大和高田クラブの試合を見るのは初めてで、あの「やーやーどー」の応援も初めて見た。野球の応援としては他に聞けないリズム。なんかこう、バックに竜が立ち上がってくるような(??)リズムという感じがした。耳につくと離れない・・

大和高田のユニフォームは、胸に「TAKADA」の文字が大きく入るものに変わっていた。以前は「YTC」と略されていたっけ。

オールいわきは黒字にオレンジのユニフォーム。他にはあまりない色使い、かな?
時間の都合で6時までしかいられなかったこの試合、オールいわきは4連打で2点取るも、大和高田打線に通用しなかった。これで今大会東北勢はすべて1回戦で姿を消してしまった。特に東北2強(水沢駒形、東北マークス)以外のチームは、なんとかしないとまずい。このままだと、出場枠に異論が出てくるかもしれない。


翌日も注目の4試合が続く。