都市対抗北関東予選・富士重工 x 全足利 ※載せ直し

富士重工業 1 - 2 全足利クラブ
6/8 太田市運動公園野球場 観衆約3000人(最大時 目測)


なにか操作を誤ってしまったようで、前回の観戦記が消去されてしまったらしい。せっかく何枚か写真を撮ったのでもう一度載せることにする。
メモをとってなかったので記憶はあいまいです。
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8日の日曜日の天気予報は雨。ただしひょっとするとひょっとするかもしれないので、朝からtwitterとにらめっこしていると「やる予定」との文字。その文字を見て10分後に家を出て車を走らせた。太田に着いたのは10時半過ぎ。着いたときには雨は降っておらず、結局第1試合のあいだ雨はあまり降らなかった。

観客が例年より少ないのは雨のせいで仕方がない。屋根の下こそほぼ満員だったが。でも両軍とも応援団はちゃんと来てました。
スタンドに入った時点で、なんと足利が1点リードしていて驚いた。

この試合の全足利の先発は僕の予想に反して黒沼克誠(春日部共栄―明治大)だった。この日はたしかに良かったと思う。ボールが先行することもあまりないし、変化球もよく切れていたように見えた。
ただ、僕にはむしろスバルの打者が戸惑っているように見えた。スバルの四番・林稔幸(立正大)が見逃し三振を喫していたし。7回までスコアボードにゼロが並ぶのを見て、いったいなぜ打てないのか・・ひょっとしたら、企業チームの呪縛にあってるんじゃないか。ふだんなら前半からクラブチーム相手に力で押しまくるのに、この日は思うように点が取れず、さらに1点先制されている。大勢の応援団の前で、少し焦りが出ているんじゃないか。

富士重工の先発は吉田友大(青森大)で、4月の足利市長杯でも全足利相手に投げた投手。彼の姿も撮っておこうと7回表、打者金田克彦(仙台大)のところで上の写真を撮った。
シャッターを切ってファインダーがブラックアウトした瞬間に歓声。あっと思い球の行方を見ると、左翼の芝生席に飛び込んでいた。打ったのはチェンジアップが抜けて、甘く入ったものだろうと言っていた。
よって僕はこの試合、全足利の得点シーンをふたつとも見逃してしまった。

8回にとうとう黒沼がつかまり1点を返される。監督がマウンドに行くも続投。次は左打者。おそらくその次の右打者・林のところで庭月野に代えるだろうと僕は思った。
四球で1死1、2塁となったところでやはり庭月野隼(関東学園大)に交代。打者は四番・林稔幸。この試合、一番のヤマ場。
林には慎重に攻め、四球。1死満塁。
ここから庭月野はふんばった。セカンドゴロで本塁アウト、2死満塁。
そして次打者(忘れてしまった)を追い込むと、次の球は突然!緩いカーブ。タイミングを外された打球は1塁ファウルゾーンへ。増渕匡(大東文化大)が追いかけナイスキャッチ。この大ピンチを1点で守り抜いた。
今思うと、この8回の攻防はこの予選のキーポイントになったと思う。

9回の裏。僕は昨年、三菱横浜相手に1点リードの横浜金港の9回裏を見ているから、最後の最後までわからないとは思っていた。しかし、昨年のそれの時に比べると、まだ安心して見ていられた。投手が違うからである。
2死から死球でひとり出すも、最後は内野ゴロ。2008年に続いて、全足利が企業に勝つところをまたも目にすることができた。


もちろんこの日曜の時点では、まさか本大会に勝ち抜くとは思っていなかった。