J2の6分の1@イースタンリーグ 埼玉西武x横浜

埼玉西武 0 - 7 横浜
5/6 バッティングパレス相石スタジアムひらつか 観衆1,591人

ゴールデンウィークの後半は天気が悪いと聞いていたので、外出の予定をしていなかったが、6日が晴れに変わったので急きょ野球の日程を調べてみた。
そうしたら近場ではジャイアンツ球場と平塚でやっている。ただしジャイアンツ球場はあの急坂を登らなくてはならない。僕は登山で筋肉痛のため(笑)平塚に行くことにした。
車で平塚球場に着いたが、駐車場に入れない。やっぱりダメだったかと思いつつほかの駐車場をさがした。というのもこの日は、隣の平塚スタジアムで湘南ベルマーレのJ2戦が4時から予定されていたからだ。5時間前だし大丈夫かなと思ったが甘かった。
離れた駐車場から公園内に入ると、あたりはライムグリーンが眩しい湘南ベルマーレのユニフォームが増えてくる。さらに公園の中心部に着くと結構な数の屋台が並んでいる。それが実ににぎやか。

ベルマーレの試合の始まる午後4時まであと何時間もあるので、こういうお祭りみたいな雰囲気のなか過ごせていいなと思っていたが、よく見るとベイスターズのユニやキャップを被った人がいない。あ、もう試合が始まりかけてるからか。この日は、なぜか試合開始が12時と1時間早く始まるのだ。
バッティングパレスなんとかというものすごく長い名前のボードを掲げた球場入口、あたりには屋台のたぐいはない。飲食物は球場コンコース内にある古ぼけた売店にある。
僕が入るちょっと前に、横浜が藤井秀悟、西武が佐藤勇(光南高)でスタート。
・・藤井については「5回まで涼しい顔で投げ続けた」以上(笑)
僕が見てないあいだに1本ヒットを打たれたあとは、藤井はただ淡々と(そう見えた)西武打線を抑えていくばかり。メモを見たら投球内容が何も書いてなかった。速球が130k台ということしか覚えてない。
かたや佐藤、初回から先頭の桑原将志にヒットを打たれたあと、四球、ヒット、押し出しで先制を許すという不安定な立ち上がり。続く2回にも3つの四球と2本のヒットで4-0とされる。まだまだ発展途上か。

パレスタ(笑)
3回表、西武の金子一輝というルーキーの打席で声援が起こる。選手名鑑を見たら日大藤沢高出身ということで、ほぼ地元だ。この日は打てず、送球エラーもしてしまったが、地元で試合を見せられるルーキーというのはいいものだ。

ルーキーと言えば西武の三塁・山川穂高(富士大)も1年目だが、この選手、とにかく声がよく出る。プロでプレーすることにとても喜びを感じていそうな雰囲気が伝わってくる。プロへ入って時間が経つにつれ守備中に声を出さなくなる人が多いのだが、彼は今のままでいてほしい。

3回裏には西武は佐藤をあきらめ、久々に松下健太の姿を見ることができた。こんなフォームだったかな。
しかし調子はよくなく、4回に関根大気にバックスクリーン横にソロを打たれ、さらに満塁から嶺井博希(亜大)タイムリーを浴び2回で3失点。早大卒の選手が打たれるのを見るのはやはりさびしい。
スタンドは親子連れも結構いるし、やはりGWらしいなと感じるのだが、横須賀で見られるようなイベントなどは特になかった。横浜がリードしているので地元ファンは満足だがちょっと華やかさがない感じ。華やかさといえばこの日は一軍クラスの選手の調整は特になかったので、先週交代のさいに沸くというのもなし。言わば普通の二軍のゲームだった。

終盤に西武のルーキー森友哉(大阪桐蔭)が出てきてオッと思ったが三球三振に倒れ実力の片鱗は見られずじまい。西武は結局完封されたので、西武のファンはつまらなかったろうと思う。


球場を出ると、隣の平塚スタジアムは試合1時間前ですでに入場は始まっていた。試合開始までサポーターは公園内の各所で思い思いに過ごしていたと思うけど、残念ながら平塚球場の中で待とうと考えた人は少なかった。その代わり外野フェンス外の隙間からタダ見をしてしまう向きが多かった(中で見なさい!)
この日のJ2湘南のホームゲームは9185人。そして、わが平塚球場の入場者は1591人。

かたや2部リーグとはいえ本拠地の一軍、かたや準本拠地の二軍。直接比較するのは全くナンセンスだが、あのライムグリーンに溢れた公園内の雰囲気を見ていると、割り切った気持ちでこの数字の差を眺めることができない。どういうわけか、去年危機感を覚えたあの報道を思い出してしまう。
危機感を持てとまでは言わないが、「あれに負けないくらいの人を集めてやろう」という気持ちを球団は(僕らファンもか)持っていてほしいと思う。