「リスペクト」


社会人のあるクラブチームの監督さんがブログを書いていて、ちょっと目に留まった部分があった。


各地で都市対抗県予選が開かれているが、その県では企業チームがクラブ相手にコールド勝ちを繰り返していた。どこの地区でも見られる「普通の」光景だ。なんでも63年間、県内企業はクラブチームに一度も負けたことがないという(!)
だから新聞の記事のなかでは、コールド勝ちののちに企業チームの監督さんが
「これからが本番」と、次に訪れる企業チーム同士の対戦を念頭に言っている。
クラブチーム相手は本番のうちに入らないらしい。


さらに監督さんのブログでは、連盟の人達についてもこう書いている。

本部でもクラブチームは軽く見られてます。
辛辣な言葉も言われます。
はっきりいえば、「リスペクト」されていません。
だから一度その空気を切り裂きたいと思っています。

前にも書いたけれど、社会人野球において企業の貢献は計り知れないものがある。企業なしには社会人野球はまず成り立たないと言ってもいい。
それを念頭に置いたとしても、上記の監督さんの言う「リスペクト」
これって、野球の上では、いや、スポーツにおいては、欠かせないものなんじゃないかと思う。
そこに、企業とクラブの区別なんてないはずなのにね。


スポーツの世界だけじゃなさそうだ。
普段働く現場においても「リスペクトの欠如」と言うべき場面なんて頻繁に目にする。同じ労働者のはずなのだが。


いろいろと考えさせられるブログでした。