都市対抗神奈川1次予選を見に行く


午前中の六大学の試合が長引き、僕は外苑前に急いだ。1万人以上いる神宮から、100人いるかいないかの等々力へ。まあこんな行動をする野球好きはこの日の神宮の中でも僕だけでしょう。
新装なった渋谷駅から東横線で武蔵小杉へ。そこから等々力に着いたのは2時くらい。もう試合は進んでるだろうなと思っていたら、前の試合が長引いたのか、第3試合は始まっていなかった。グラウンド整備をしていたので、のんびりと球場脇のうどん屋で山菜うどんを食す。
第3試合は横浜金港と、EMANON BBC 戸塚というチーム。EMANONは慶応大のOBクラブだったと思うが、戸塚にあったチームと合併したらしく、名前が変わっていた。

試合は・・・初回から金港がいきなり4点、2回も4点と一方的な展開となってしまった。主砲・平野路尚は健在で5打点(たしか)。右打席からすごい快音を発して左翼へ飛ばし、ひさびさに平野の一発が見られるかと思ったがちょっと角度が足りずフェンス直撃となった。
EMANONは残念ながらあまりいいところがなく、メモこそ持っていたがあまり書くことがない。


スタンドは涼しい風が吹いてとにかく気持ちが良い。
何度も行っている野球場は多いけれど、スタンドが心地良い野球場、となると数は限られる。ここ等々力球場はいつ来ても「気軽に見られる」感覚がある。地元の草野球グラウンドの土手で見ているような感じながら、硬式野球が見られるというギャップが良い。横須賀やジャイアンツ球場も居心地は良いが、まだ「特別な場所」という感覚は残る。ヤクルト戸田はまさに土手で見るのだが、スタンドまで遠い。
ただこの球場も、今後等々力緑地が整備されることになり改築が予定されているので、どのような形に変わるかわからない。10000人収容と書いてあったので、もう少し立派なスタンドになるんだろう。


試合は金港が4回にさらに3点返し、あっけなくコールドになってしまった。5回コールドの試合を見たのはひょっとしたら初めてかも。

試合が始まってまもなく、金港クラブの部員と思われる人達がクラブの紹介冊子を配ってくれた。これは珍しい。クラブチームで冊子を作っているところというと全足利しか知らない。選手名簿だけでなく、直近の活動報告などもある。これはとてもいいと思った。

球場外では小規模ながらフリーマーケットが開かれていた。実はマイナー野球にはフリマのような地域イベントと愛称が良いと思っている。野球が単独で開かれるより、イベントとからめて行ったほうが人も多いし、イベントに必要なスペースも運動公園には多い。