得失点率


今月は忙しくて、全然観戦にも行けないし、ブログも更新できてない。この時期に野球が見られないのは欲求不満がたまる。


それでもスポーツ新聞くらいは読めるのだけど、そこで最近目にしたニュースが、先週行われた社会人の東京スポニチ大会の記事。
東芝 得失点率差で涙…あと2点が遠かった― スポニチ Sponichi Annex 野球
予選リーグから決勝トーナメントへの流れの中で、「得失点率」と「コールドゲーム」というルールから起きた珍しいプレー。7回裏で6-0とリードしていた東芝は、8点差以上でないと決勝へ進めないため、2死満塁からライト前にヒットを飛ばしても走者は走らず本塁でアウトになったという。この回1点取ってしまうと7-0で試合が終わってしまうからだ。


実は似たようなケースが、WBC台北ラウンドでも起きていた。
侍ジャパン - スポーツナビ
この試合で韓国は8回裏時点でリードしているもその差は1点どまり。韓国は後攻だったから、9回裏に持ち込まれても1点でもリードした時点で試合が終わってしまう。台湾からしてみれば、9回表に逆転しなくとも2次ラウンドに進出できるので、そのまま3-2で終了となった。


同じ春に得失点率というキーワードが2度も出てくるとは。
時間制で動くサッカーと違い、イニング制を用いている野球にこのルールを持ってくるとこういう妙なことが起きる。
ちなみに都市対抗北関東予選の場合、3チームが並んだときに延々とリーグ戦を続けさせられたケースが過去にある。