ブラジル戦で見せた社会人のレベルの高さ


野球ってのは何が起こるかわからない。だから野球に絶対はありえない。散々野球場で見てきてそんなことくらい、わかってたはずなのに。それなのに僕は、ブラジル、中国で2連勝して1次ラウンド突破を決めたら次のキューバ戦は主戦を隠そうなんて皮算用をしてしまってた。そして僕は7回まで冷や汗をかいた。


ブラジルはいいチームだった。中国と同レベルくらいかと思ったら大間違いで、改めてメンバー表を見てみたら、さもありなんと思った。
ヤクルトの現役選手もいるのだが、僕が注目したのは日本の社会人、それも企業チームにいる選手が複数いたことだ。今日出場した選手だけでもホンダの仲尾次オスカル、かずさマジックのジエゴフランサヤマハの佐藤二郎(この人は社会人ベストナインにも選ばれたことがある)、ヤマハOBのチアゴ・マガリエスがおり、他にも東芝NTT東日本JR九州の選手がいるのだ。
社会人の企業チームに所属するというのはレベルが高くないとできない。身体能力が高いうえに日本の野球を知っているということで、少しずつ増えてきたのかなと思う。
今回中継でも出てきた「ヤマハ」は静岡県浜松市が本拠地で、ここは日系ブラジル人の多い街である。(しかしなぜか、同じくブラジル人の多い群馬県太田市富士重工には一人も在籍していない)


そういやマー君を除く日本の4投手って、杉内俊哉三菱重工長崎)、摂津正JR東日本東北)、能見篤史大阪ガス)、牧田和久日本通運)とみんな社会人OBでしたね。牧田なんかジエゴ南関東予選で対戦したことあるんじゃないだろうか。