サッカーから企業チームが減っている

最近目に留まったニュース。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130122-OHT1T00174.htm
サッカーのJ1、J2の下に新たに「J3」リーグをつくり、現在のプロアマ混在のJFLと異なる、Jリーグへの参入希望のあるチームとJ2から降格するチームを集めたプロリーグとして発足させる構想だという。
野球の話題じゃないけど、興味深く記事を読んだ。


J3が発足すると、参加するのはJリーグへの参加意思のあるチームだけになるので、事実上アマチュアが締め出されることになる。もし発足することになると、旧JFLに参加していたアマチュアクラブや企業チームはどこへ行くのか?記事の中ではJFLの今後については言及していない。


昨年限りで、JFLの名門だった佐川急便が撤退したので、企業チームがまたひとつ減った。いま残っているのはHondaFC、宮崎県のホンダロックソニー仙台佐川印刷の4チームだけ。かつての日本リーグの参加チームの多くがJリーグに参加しプロ化したので、減っていると言われながら80チームはある社会人野球とは大きく異なっている。ネット上の噂によると撤退を考えている企業が他にもあるらしい。
このまま「J化」を進めていくとどうなるか。見ている側にとってはプロ球団が全国に広がることになりいいことなのかもしれないが、プロ球団とアマのクラブチームとの2極化が進んでいきそうで、プレーヤーにとっていいのか悪いのかまだわからない。ただJ3は参加基準がゆるく、選手が全員プロ選手でなくてもいいみたいだが。
野球の方は、NPB独立リーグ・企業チーム・クラブチームと方向性がバラバラで、「都市対抗」の看板は完全にJリーグに持っていかれている状況であり、ファンの開拓力ではサッカーの後塵を拝してしまっているが、プレーヤーから見れば学校卒業後の選択肢は他スポーツに比べかなり豊富だと思う。


そういや足利市の話題で、お隣り栃木市に本拠地を置く栃木ウーヴァFCの準本拠地になることが決まったらしい。全足利とあわせてサッカーでも市の活性化をしたいという。あそこは確かJへの参加を目指していないアマチュアクラブで、「J志向」を持たないまま地域の活性化を図ろうという試みはちょっと興味がある。
でも現状のJFLは全国リーグなのでクラブチームには荷が重いよなあ・・