イースタン巨人x日本ハム@10年ぶりの八王子

巨人1 - 4 日本ハム
5/6 八王子市民球場 観衆5,468人



今年の連休の天気は荒れた。計画も立てづらいので遠出をする気にもなれず、独立リーグ交流戦なども行けなかった。近場のハイキングと野球観戦をちょっとだけ。
最終日のこの日も夕方からは荒れることが予想されたが午前は晴れていたので、降りださないうちに高尾山へ行き、午後は八王子でイースタン公式戦を見ようと考えた。八王子で2軍戦?最近では記憶にないな〜と気になっていた。巨人と日ハムと、そんなに興味のないチーム同士だが、半分野球場を見に行くようなものだ。

最寄の西八王子駅から15分くらいと、アクセスは悪くない。わりかし狭い入口に近づくと中は結構すごい人の数。入口付近には屋台がたくさん。
チケットを買おうとすると、すでに内野席は売り切れで、500円の外野席しかない。買ったチケットを見ると「10年ぶりに八王子に巨人がやってくる」と書いてあった。あくまで「巨人戦が」10年ぶりということで、その後どこかのチームが公式戦をやったことがあるのだろうか?
右翼側から入った外野芝生席はすでにかなりの入りで、スコアボードの裏をぐるっと回って三塁側に腰を下ろした。13時近くになりお偉い方々が3人ほど挨拶をして試合開始。先発はハムが矢貫、巨人が小野。矢貫は三菱ふそう川崎の出身だが横浜スタジアム等では観た記憶がない。2回に巨人が田中のタイムリーで先制。
この試合、日本ハムは4番にあの大嶋匠早大ソフトボール部)を立てておっと思った。4回に四球などで出た1,2塁という場面でバントの構え。バントの練習なんかしてるのかな?と思ったが非常にうまいバントを決めて2,3塁とする。残念ながらこの日はノーヒット。

その2人のランナーを、5番の佐藤賢治が甘い球をライトスタンド芝生に放りこんで返し3-1とする。佐藤はロッテに入団するも、育成の岡田幸文の台頭で1軍に昇格できず、日ハムにトレードされていた。長打力はあるんだな・・
なんか両軍ともヒットがあまり出なくて、場内の盛り上がりもいま一歩だなと思っていたのだが、だんだん雲行きが怪しくなってくる。だんだんと言うか、けっこう急に空が暗くなってきた。この日は降りだしは夕方くらいからだろうと思っていたのだが。
6回くらいからポツポツきはじめて、雷が鳴りはじめた。もともと風が非常に強く、グラウンドの土ぼこりが風に舞って観戦しづらかったのだが、そこで雨。強くなるにつれて退散する人が増えてきた。そして7回に雨が強くなり中断。みんな続々と球場から出始めた。
「雷が鳴っていますので、木からなるべく離れてお歩きください」アナウンスがあったのだが、そうは言ってもここのスタンドは周りを木に囲まれている。おまけに外野から球場入口への通路に狭い箇所があり、出るのに非常に時間がかかった。この時点では、こりゃ降雨コールドだなと思っていた。
やっと球場正面に出たところ、さっきまでの強い雨が弱くなりはじめた。空を見ると、一部明るくなっているようだ。すでに帰りはじめている人も多かったが、こりゃひょっとしたら続きをやるかもしれない。
結局中断から15分くらい?で再開となった。もう一度スタンドに入ってみたら、観客は激減しており2000人くらいになってしまっていた。グラウンドの明暗が激しく見づらいので照明も灯されたが、それも終盤になって再び消されてしまった。
観客が減ったのは巨人の元気のなさのせいもあるかもしれない。個人的には日ハムのラストに榎下陽大を見られたのが良かったが、試合展開じたいはあまり面白くなかった。


観衆は5000人以上と大盛況で、なんだかんだ言ってもプロ野球ってまだ特別な存在なんだなと改めて思った。高尾から京王線に乗ればジャイアンツ球場なんか1時間もかからないはずなのに。ドームだって中央線に乗ってきゃ乗り換え一回ですむ。
それでも、「巨人が自分達の町へ来てくれる」日はやっぱりお祭りである。