JR東日本 x 横浜DeNA

JR東日本 8 - 9x 横浜DeNA
5/4 ベイスターズ球場 観衆約300人(目測)


横浜の2軍はゴールデンウィーク中動きが激しい。先月末にBCリーグ遠征が始まり、その後伊那→長野→長岡と遠征が続き、2軍本隊(と言うべきなのかどうか)は宮城遠征だ。選手のやりくりが続かなくてとうとう神戸サンズから借りるハメになった。
で2軍本隊が宮城から帰ってきたら、スケジュールがぽっかり空いてしまい(フューチャーズ戦も無し)、そこへ入れたのがJR東日本戦。荒れ気味だったGWの天気のなか、朝から晴れたり雨になったりと安定しない。

安針塚駅からの静かな住宅街に2枚ほど新球団の旗がなびいていた。ベイスターズ球場はちゃんと看板が架け替えられていて、DeNAベイスターズのロゴになっていた。これは室内練習場の建物も同様。
JR東日本の選手達はきょうは地味な深緑xグレーのビジター(逆かな)ユニフォーム。ただし、袖には黄色い黒獅子ワッペンが燦然と輝いてる。NPBに3人、それと早稲田の生島大輔がBCリーグの富山へ抜けた。知ってる選手は・・同じく早大出の大前佑輔ぐらいか。
試合は場内アナウンスもなく、整列もなく、いかにも練習試合ですという感じで静かにスタート。横浜は大原慎司(常磐大‐TDK)、JRは戸田亮(大成高‐高千穂大)の先発。で、初回から大原が打たれまくる。
深めの打球の内野安打が続いてちょっと不運だったこともあるし、簡単なセカンドフォースアウトを落球で取り損ねたりするなど足を引っ張られ、いきなり5失点。さらに2回にはホームランも食らって2失点。おーい。 2ランを食らっていきなり気落ちしたのかストレートの四球。そんなにわかりやすく落ち込まんでも・・
初回はJRの戸田のほうもそんなによくなくて、1回にクリーンアップに連打を食らってこっちも4失点。2塁打のサラサーはたった1打席で井手正太郎に交代。たったこれだけ?と観客もあっけにとられる。
横浜は3回に福田岳洋、さらに佐藤祥万とつないでようやく落ち着き、JRの戸田も2回以降は立ち直った。
バックネット裏のスタンドは満席とはいかないが入りはそこそこ。心なしか女性ファンが多い。気のせいかもしれないが、JR東日本は女性の追っかけが多いような気がする。選手名のボードを持った人もいるし、JRはいい男が多いのか?
少年野球のチビ君達もいたが、横浜の内野陣が上記の落球をしたとき「えーあんなの俺だって取れるよ」なんて言っているのがおかしい。あんな場面を見せてはいかんな・・特に2軍は少年野球チームが練習帰りに見に来ることがとても多いし。
ここのスタンド下はグラウンドレベルでプレーを近くに見ることができるのだが、JRの一塁側で見ていたらかの少年野球の監督さんとおぼしき方がチビ君達を連れて降りてきて、選手がどんな声をかけあっているか聞いてみなと言う。よく見学させていると思う。
こういう大人の硬式野球を練習帰りに見せてあげる機会がたくさんあるといいなと思う。2軍でもいいけど、社会人の企業チームの試合が土日に(できれば地元で)見られればもっといいのだが。そういやこの間の全足利の試合もスタンドに少年野球チームが来ていた。
雲行きはあやしいがなんとか持つかな〜と思っていた6回に横浜は井手(たぶん)が左方向にソロで7-5。しかし後が続かず、JRは戸田から湯本五十六(専修大)、金卓史(八戸大)へつなぎ、9回は逆に横浜の亜斗里を攻めてダメ押しの1点を返し逃げ切りを図る。
このまま終わると思ったが、横浜はあきらめなかった。9回裏に下位からつなぎ桑原のタイムリー、そして最後は北が左中間に2点タイムリーを放ち逆転サヨナラ。 公式戦じゃないし、選手のやる気もどうかなと思ったが、よく気持ちが切れなかったな〜。
JRの選手はさっきのチビ君達にサインをしてたりしたが、一部の選手は罰走みたく外野を走らされていた。このころから雨は本降りになり、駅に戻ろうとしたときにはすごい雨になってしまった。

左は横浜の山下大輔、右は堀井哲也の両監督。どちらも慶応大OBだ。ちなみに5月に予定されてるENEOSとの試合、ここの大久保秀昭監督も慶応のOBである。