警視庁野球部の2戦目@クラブ東京都予選

東京弥生クラブ 0 - 3 警視庁野球部
4/29 府中市民球場 観衆約200人(目測)


昨年秋に初の公式戦を迎えた警視庁の野球部は、初戦を惜敗したニュースを最後に動向が途絶えていて、僕もちょっと忘れていた。
その後世の中に大きな災いや行事もなく、そういったことに左右されやすいこの野球部も無事春の公式戦を迎えることができた。この日来たのはクラブ選手権の東京都予選。そうそう、警視庁野球部はクラブチーム扱いだ。
前回に引き続きやってきた府中は、やはり試合パンフレットの類がなく、またメンバーがわからないのかと思いつつスタンドに上がるともう1回裏。前回に引き続きスタンドには機動隊の皆さんがでかい声で声援を送っている。きょうも気合入ってる。
今日の相手は東京都連盟に所属する東京弥生クラブというチームで、NPBにひとり選手を送りこんでいる(小林高也 中日→巨人)。東大野球部のOBクラブとして発足したということだが、アナウンスを聞くと東大以外もたくさんいるもよう。
選手名はわかっても経歴が全くわからず、ひとりだけわかったのが4番キャッチャーの松永太輔主将で、日大三高で春夏甲子園出場し立正大で主将を務めたというから結構な経歴だ。この日は2安打で2盗塁、ヘッドスライディングで内野安打を稼いだりガッツあるプレーで沸かせる。

警視庁は弥生クラブの投手からよく打ち、連打も続くのだがちょっと残塁が多い。4回に2,3塁から暴投で1点取るもそこまでだったし、6回は満塁からタイムリーで2点返し3-0にしたが、この試合は合わせて13安打を放っていたのでもっと取れたと思う。それにしてもよく打ったな・・
打つほうも良かったけれど守備の方は去年よりずっと良くなっていた。たしかノーエラーだったと思うけれど、動きのひとつひとつが溌剌としてると言うのか、集中力を持ってプレーしているのがわかる。守備交代時の動きなどを見てもそう感じる。クラブチームを見慣れている僕も、雰囲気が何か違うと思った。練習は非番の時だけだろうし、グラウンドも持っていないけれど、体を鍛えるのが仕事の一部みたいな(?)機動隊の人たちだ。普通のクラブとは動きが違うと感じたのは僕だけではないだろう。
試合は3-0で終了。亀井投手はテンポの良い投球で完封。個人的には、見ていて楽しいと感じるチームがひとつ増えた。企業チームを見慣れた社会人野球ファンも、機会があったら一度見にいくことをお勧めする。