クラブチームの星・岡田の2011年
きのうでパ・リーグの全日程が終了し、個人成績が確定した。
千葉ロッテの岡田幸文（作新学院−全足利）は、とうとう全試合出場を遂げてしまった。しかもチーム唯一、おまけに育成選手出身でも史上初めて。
154安打、68得点、41盗塁はいずれもチーム1位。外野手としてのシーズン最多刺殺数まであと2つと迫る351刺殺。正直に言うが、ここまでやれるとは僕は思っていなかった。「まずは代走と守備要員でしっかり立ち位置を固められれば」などと思っていたが、とんでもなかったな。
クラブチーム出身者で成功した人は少ない。クラブチーム (社会人野球) - Wikipedia
三菱重工横浜クラブ出身者が目立つが、他にはプロ16年で50勝の小倉恒（鹿沼商工−全足利）がいるくらいだ。岡田にはこれからも成績を伸ばしていってほしい。
千葉ロッテは最下位に沈んでしまったが、ルーキーの伊志嶺が32盗塁と、快足2人が台頭してきたのは明るい材料。これで荻野貴司が復帰してくれれば、3人で100盗塁以上狙える快足トリオが誕生する。チームは大砲不足が課題だが、とりあえずこの3人だけでもマリンに客は呼べる。
