企業?クラブ? or ・・


先日終わったクラブ選手権に関して毎日新聞の記事。社会人野球の記事ではおなじみの藤倉聡子さんが書かれたもの。
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/amateur/news/20110914k0000m050040000c.html

大和高田クは地元の「大和ガス」が雇用をはじめ全面的に支援するチーム。新日鉄大分クは新日鉄のグラウンドを練習拠点とし、同社の協力会社などが選手を採用している。こうした強固な基盤を持つチームがレベルを引き上げる一方、同好の士が集う従来型のチームは苦戦(略)
クラブの在り方は多様化しており、さらなるレベルアップと底辺拡大の両面での振興が求められる。

クラブチームの定義は、かつてはわかりやすかった。「同一企業に10人以上勤務するチームは、クラブ選手権には出られない」しかし昨年から規定というか内規が変わり、そういったチームでもクラブ選手権予選に出られるようになった。
だから、このあいだ大田で見た横浜金港の試合、相手の関西メディカルスポーツ学院は専門学校であるが、今年からクラブチーム扱いになった。それと、この前初陣を迎えた警視庁野球部も、全員が機動隊員で同じ職場に勤めるが、クラブチームだ。


「企業」と「クラブ」との2つしかなかった社会人野球は、その境目がだんだん曖昧になり、今は本当にいろんな形態が増えた。どんな形態があるかなとメモしてみようと思ったが、あまりにも多すぎる気がして、やめた。
いろんな形態のチームが参加できるという懐の深さは、プロや学生にはない社会人野球の良い点だけど、非常に多様な形態のチームを同じシステムの中で運営するというのも、無理がきているのではないか。
「企業とクラブ」という分け方に代わる、新しい分割軸はないものか・・ これを探すのは難しい。


「チームの外へ目が向いているかどうか」で分けるというのはどうだろう。
あくまで自分達のために野球をやる(「社内の一体感の醸成」のためにチームを持つ企業や、いわゆる同好会クラブ、専門学校など)か、自分達を応援してくれる外部の人達にも目を向ける(企業・クラブ関係なく、地域を重視しているチーム)か。あるいは、サッカーのJリーグの理念に共感できる部分があるかどうか、とも言ってもいいかもしれない。ちょっと乱暴な分け方だが・・
いまのところ、これ以外思いつかない。


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