酷暑北関東野球紀行(1) 全足利 x 白鴎大

栃木県社会人・大学交流戦
白鴎大学 0 - 4 全足利クラブ
足利市硬式野球場 観衆約100人(目測)

23日からの週に夏休みを頂いた。
どこかへ旅へ行こうと考えたときに、普段あまり見られない独立リーグを一緒に見ようと考えた。今回は群馬県尾瀬に行こうと決めたので、見る試合は自動的にBCリーグ・群馬のホームゲームになった。ちょうどよく藤岡市で22日にゲームがあったのだが、それはナイトゲーム。昼間の時間が勿体無いので何か探したところ、足利で全足利クラブの試合がある。相手は大学生だが、今年はクラブ選手権が平日になってしまい、全足利の試合を見る機会がもうないかもしれないので、行ってみることにした。いくらファンだとはいえ、何かのついででないと真夏のデーゲームを見に足利まで足は向かない(笑)

埼玉・群馬というと酷暑の名所が多く、今年も気温で熊谷・館林が熾烈な争い(?)を繰り広げている。車で川越街道〜熊谷〜足利と向かったのだが、午前だというのにぐんぐん気温が上がっている。
足利に着くと前回と同じく運動公園近くの「とみや」の焼きそばを買う。この日もよく売れているようだが、屋台の中はものすごく暑くて大変そうだ。あと、この暑さの中でもおでんがメニューの中にあった。僕は食べる気がしないけれど。
この日の試合は、栃木県の社会人と大学同士で交流戦をやろうという企画で昨年から始まったものだ。他県ではこういう例はもっと早く、奈良や岩手、山梨などでも実績がある。栃木県の大学では作新学院大白鴎大が参加している。
白鴎大は春の関甲新リーグの優勝校で、9月上旬には秋のリーグが始まるのでチーム状態は整ってきているはず。それを見越してか、足利の先発はエースの本間裕之。白鴎大は内田というピッチャー。
全足利は初回に連打で2点を先制。本間は2回に連打されるも、後続を絶って無失点を続ける。球威があるように見えたし、落ちる球もよく決まっていたと思う。時々守備に足を引っ張られていたが、よく後続を抑えていた。
足利は攻撃にソツが無く、バントと見せかけて前進守備させたところで強打で一二塁間を抜いたりとか、センターからの返球が三塁方向へ向かったのを見て一気に本塁まで陥れたりと、試合巧者なところを見せた。

この試合の観客は足利市長杯のときより少ないが、この暑さではしょうがない。ただ試合が始まるとちらほらと熱心なファンがやってくる。ただ写真を見てわかるとおり、みんな屋根の下にいる。僕は普段はバックネット裏で投球を間近で見たいのだけど、この日はさすがに日向に座る気がしなかった。
グラウンドの上はもっと暑かったはずだが、6回あたりで二塁塁審がふらついて倒れ、途中交代する場面があった。それから、試合中投球の途中でタイムを取り、審判団が足元を何やら掘り返すとなんと、少年野球用の投球プレートが埋めっぱなしになっているという珍事も。
そんな中でも本間はよく投げ、白鴎大を完封。だいぶ暑さにやられていたようだが、最後は三振で締めた。9月のクラブ選手権もがんばってほしいところだ。
球場を出て車に戻ると、車中の温度は凄まじいことに。クーラーをガンガンにかけまくりつつ、次の試合に向け宿泊地・藤岡へ向かった。


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