イースタンリーグ公式戦 湘南 x 西武

湘南 10 - 11 西武
相模原球場 観衆911


湘南シーレックスが横須賀とともに主催試合を行う準本拠地は平塚だが、時折相模原でも行う。頻度は平塚より下だけど、1軍の試合もすることがある。もともと県立の野球場だったが、事情はよく知らないが昨年?から相模原市に移管されている。
横浜線淵野辺からバスに乗る。途中、あの「はやぶさ君」で有名になった宇宙探査機「はやぶさ」が回収したカプセルを分析しているJAXAの研究施設を通る。ぼんやりしてて建物自体を見るのを忘れた。

淵野辺公園でバスを降りると球場はすぐ。入口にはすでにレックの姿が。今日は蒸し暑い。中の人は大変だろうな・・
この日のチケットは2000円・・横須賀の倍である。一瞬うろたえたが(たいした額でもないのに)、もちろん買う。マイナー野球に慣れてしまうと、2軍や社会人、独立、学生といったゲームがだいたい500円から1200円といった感じなので、金銭感覚もそっちに慣れてしまった。こんなだから、一軍の試合にめったに行かなくなる。
相模原球場は久しぶりだが、ここの特徴はとにかくコンコースが広いこと。売店が5つほど出ているが快適に買うことができる。スタンドは屋根のある面積こそ狭いが、バックネットも細く見やすい。ただ、ファウルグラウンドがずいぶん広く、スタンドから遠く感じる。なんでも、アメフトの試合でも使用するため、広く設計する必要があったらしい。

試合開始は13時、湘南がルーキーの眞下(まっか)、西武が中崎。1回裏、中崎がいきなり大乱調で四球を連発したあげくタイムリーをくらい7点。1回だけで30分を要する。いきなりワンサイド決定か・・?
ところが湘南の眞下も良くなくて、四球は少ないものの連打を浴びまくる。上から投げ下ろすタイプの左腕だが、何が良くないんだろう。合わせやすいのか?球速表示がないのでスピードはわからなかった。4回途中でたまらず秦にスイッチ。
ゲームの始めから太陽が出ており、風はあるものの蒸し暑い。帽子はかぶっていたが、時々コンコースに逃げないと頭がボーっとしてしまいそうだ。少ない屋根下の席はほぼ満席だった。もっとも中盤以降は雲が出てきたので、次第に観客も下に下りてくる。
湘南の3番にはハーパーという外国人。途中で獲得したのだろう。最近2試合連発したらしく応援団にさかんに声援を受けていた。それもお菓子をもじって「ありあけハーパー!」という妙な声援。久しぶりにありあけのハーバーが食いたくなった。
乱打戦となり、暑かったこともあってやや頭もボーっとしてた時に突然大声援。西武の工藤公康47歳がいきなり登板。ダグアウトを勢いよく出てきた彼にスタンドは大騒ぎ。僕も生で見るのは初めてだ。ハマのおじさんと名乗った横浜の選手だったこともあり湘南のスタンドも声援。

登板していきなり安打を許すが、2人目の初球、小フライに一塁の米野が猛然とダッシュ、グラブの先で球をつかむと3→4と渡り、飛び出していたランナーはすべてアウト。なんとトリプルプレー!僕にとって生涯初めてのトリプルプレーだった。プロ生活29年目の工藤も初めての経験だったらしい。
湘南は佐藤祥万が打たれ逆転され、その後小杉、高宮と好投。9回には1点差に詰め寄るも、最後はセンターフライに終わり、ため息。初回に7点取ったのに最後は逆転されるという、いかにもファームといったゲームだった。
そういや、初回に7点取られた中崎も5回まで投げ(させられ)、勝ち星がついてしまった。

おまけ:
左・人の顔みたいな建物は屋内施設の銀河ドーム 右・ひばり球場という少年野球場。スタンド、電光掲示板もある本格的なもの。