シリウスBMWゲーム vs所沢グリーンベールボールクラブ

シリウス 4 - 3 所沢GBC(6回終了時)
ジャイアンツ球場 観衆約130人(目測)
表題がマイナー野球だというのに、最近行った試合が2万人だ3万人だとメジャー野球ばかりなので(というわけでもないが)バリバリのマイナー試合に行ってきた。新潟以来のシリウスのゲーム。
京王よみうりランド駅を降り、コンビニで500mlのビール(もどき)と昼飯を買い、球場へ向けて坂道を登る。途中読売の各選手の手形が埋められており、最後には急逝された木村拓也コーチのも。
観戦は無料。ただし売店は開いている。観衆は少ないからバックネット裏すぐに腰掛けてビールを開ける。暑いが、すごく気持ちいい。この間の千葉マリンが大混雑の外野だったので、違いを余計感じる。やはり野球はマイナーに限る・・いい試合を見せてもらえればだけど。
本日の対戦相手・所沢グリーンベースボールクラブは歴史は浅いものの、実力的にダンゴ状態だった埼玉県のクラブの中で、最近一歩抜け出しつつあると見ている。実際、昨年秋の関東選手権でも優勝したし、今年の都市対抗埼玉県予選でもクラブ一位で通過している。
シリウスの先発は、なんと、小林雅英・・1イニングのみ。
2番手は、なんと、マイケル中村・・これも1イニングのみ。

2枚目の写真は小林のピッチング。この日読売の2軍は静岡へ遠征しており、ベテラン組は帯同せずに調整登板となったみたいだが、それにしてもこれはどうなんだろう?
シリウスはあくまで「1軍選手の調整も兼ねる2軍の試合」に出られない育成選手のために組まれたチームのはずなのだが。ちょっと目的から外れている気がする。小林は登板後、スタンドの中を歩いて室内練習場へ。やはり途中でサインや写真をせがまれていた。
所沢GBCのピッチャーは片山文男という。?どこかで聞いたことがある気がする。
ストレートは139〜143kとクラブレベルにしては速いし、クラブにありがちなコントロールの荒れもそれほど気にならない。ただ、球筋が素直な感じがして合わせやすそうだなと思っていたら、やはり1回に4点取られてしまった。しかし2回以降はシリウスの打撃がいまいちなせいもあってゼロに抑える。所沢は内野の守備もよく、併殺も無難にこなしており、よく練習できている印象を受けた。特にショートの半田という選手の動きが目を引いた。

この日の観衆は数えたら130人くらい。昨年3月に見たシリウスは30人くらいしかいなかったので、すこしずつ認知度も上がってきているのだろうか。まあ、晴れていて読売の2軍も遠征していたからというのもあるけれど。
そんなアマチュア相手の試合でも、売店はしっかり開いてくれているし、なにやらファームのイベント情報を白板に手書きで書いていてくれる。こういうのどかな感じが味わえるのがマイナー野球の楽しみのひとつだと思う。
シリウスは6回に田村領平千葉ロッテ)がつかまり3点を献上してしまう。最後まで見たかったが、時間の都合で6回かぎりで球場を後にした。
後で調べて知ったのだが、片山文男という投手は日系ブラジル人選手で日章学園からヤクルトに入団、2005年に退団するも一時台湾球界に身を置いていたという、元プロ選手だった。