BCリーグ開幕戦 群馬 x 信濃

群馬 8 - 5 信濃

高崎市城南球場 観衆 2,586名


高崎駅前は土曜日のせいか閑散としている。ターミナルビルは大きいけれど、バスターミナルのまわりはそれほど商店があるわけではない。高崎駅を降りたのは初めてだ。前橋駅も降りたことがないので比較しようがないけれど、あっちはもう少し栄えているんだろうか。

今日の試合が行われる高崎市城南球場までは駅から徒歩15分くらい。地方球場というのはたいてい、「○○運動公園」といった県営または市営の公園内にあって、それは市街の中心からは遠い場合が多いのだが、ここはアクセスは良いほうだ。ただ、歩いているうちに住宅地に入り、自分のほかに野球観戦らしき人を見かけない。本当に試合があるのだろうかと心配になる。


しかし県道?を越えさらに行くとたくさんのノボリが立つ球場が見えてきた。駐車場にはそれは多くの車。やはり北関東は車で来る人のほうが圧倒的に多い。高崎市城南球場。うわさ通り年季の入った硬派なスタジアムだ。球場前は焼きそば、焼きまんじゅうなどの屋台とグッズ売り場が人でごった返している。開幕戦のせいだろう、球団関係者やらスポンサーと思われるネクタイにスーツの男性が多い。そういえば、「祝開幕」と書かれた花輪が入口に置いてあった。


3000人収容くらいのスタンドは一塁側はほぼ満員、三塁側は信濃の応援団がいるが4割くらいの入り。
球団社長、群馬県知事、高崎副市長のあいさつのあと君が代の斉唱があってプレイボール。


試合は四球連発などといったダレた試合でもなく、逆転→再逆転といったそこそこ面白いゲーム。群馬のクリーンアップがなかなか迫力があり、昨年対戦した高知から移籍したカラバイヨは体つきだけならメジャー級。ただ今日は1発が出なかった。

群馬、信濃とも全足利クラブOBがそれぞれおり、ちょっと楽しみだったのだが二人とも出場しなかった。

しかし信濃ブルペン近くに行くと、非常に変わったフォームで投げる投手を発見。名を徳永雄哉という。


昨年までアイランドリーグの福岡に在籍し、29試合に登板し9勝9敗、防御率3.62という成績。ブルペンで間近で見たのだが、アンダースローオーバースローの相の子のようなフォームで、最初上半身を思い切り三塁側に倒し、顔をホームから背けたまま左足をうんと後方に振り、最後は上体を起こして投げる。こう書いてもわかりにくいし、だいたい目の前で見ていても真似をしてみろと言われたらおそらく出来ない。僕のまわりでも写真を撮る人がいたり、子供が真似をしたりしていた。この日は3番手で登板し抑えたが、信濃のファンは彼をじっくり見て欲しい。一度見たら忘れないでしょう。


地元の群馬が開幕戦勝利を飾り、グラウンドではインタビューもあったようだが僕はすぐ球場を後にした。風が強く、非常に寒かったのが惜しい。4月上旬と言えど群馬はまだ寒い。

  • 今日のポイント
    • 球場前の屋台は焼きそば、焼きまんじゅう、手作りのパンなど ノンアルコールビール
    • 四球が少なかったのは幸い 試合がダレなくて良い
    • 臨時駐車場は広いが一部満車も
    • 信濃の新戦力・徳永のフォームは一度見るべし
    • 屋台で買ったBCリーグ公式プログラムに、石川県生まれのあの人のインタビューが!↓↓