全日本クラブ選手権・2日目

このところ仕事が忙しく、ブログのアップもままならないので、先日訪れたクラブ選手権の模様を写真を中心にお送りします。



西武球場前駅広場には毎年恒例のキャンピングカー展示会がやっている。お店が開いてないのも毎年恒例。
ドーム前には試合前後のイベントに使う?ステージが増設してあった。

球場へ入ると、いきなり一塁ベンチ上に和太鼓がお出迎え。地元所沢の愛好会の方々が来ているらしい。この大会では他にも和太鼓を持ってきていた。

この日の第一試合は注目の所沢グリーンBCx和歌山箕島球友会。35回大会と38回大会のそれぞれの優勝チーム。特に所沢はエースで元JR東日本の柄澤祥雄(東農大)が先発している。初めて見たが、スピードはないけれど巧みなピッチングで得点を許さない。僕が入ったときはすでに1回裏終了で2-1で所沢がリード。

所沢の応援席がとても賑やかで、特に盆踊りの後援会?の人達がスタンドで踊っていたのが目を引いた。スタンドで盆踊りなんて初めて。
あとは、謎のゆるキャラコバトンも。



6回に所沢が2死からタイムリーで3-1と試合を動かす。箕島はランナーは出すも、挟殺プレーでチャンスをつぶすなど強豪らしくないプレーでなかなか柄澤を崩すことができない。元阪神の穴田真規も長打を放つが後続が続かず、試合は終盤へ。


8回に内野ゴロの間に1点返し3-2となり最終回。箕島はヒットで出たランナーをバントで送り2塁。ここで後続がセンターフライを放つが、返球が乱れてしまい、タッチアップのランナーが一気にホームイン!土壇場で同点に追いついた。
10回からのタイブレークで所沢は無得点、箕島は先頭打者がセンター前にサヨナラタイムリーを放ち一気に逆転勝ちを収めた。

所沢は箕島の2番手・寺岡大輝(大阪産業大)に流れを絶たれ、追加点を挙げられなかったのが響いてしまった。
****************

第2試合は全足利と、元楽天の選手3人を擁する宮城のTFUクラブとの対戦。TFUとは東北福祉大学のこと。元楽天の選手のほか、七十七銀行にいたような元企業チームの選手もいる。
全足利は初回から攻勢をかけ、ヒットと四球でランナーを二人出すと四番の一澤孝一(作新学院大)がセンターオーバーのタイムリーを放ち二人とも生還。2-0と先制する。TFUの先発は元楽天木谷寿巳だったが、球が高い。足利はさらに吉田智和がこれもセンターオーバーを放ち初回だけで3点をリード。これはひょっとしたらコールドもあるかと思った。

足利の先発・黒沼克誠(明治大)は今年なかなか調子が上がらないが、3回に1死満塁とされ2点タイムリーを浴び1点差になる。ただここから粘りの投球を続ける。
TFUクラブはランナーは出すのだがバント失敗が続きチャンスが作れず、黒沼を助けるかたちになる。先発の木谷が序盤を過ぎて調子をあげてきたので、ここで追い上げられなかったのは痛かった。

応援団はもうおなじみになりました。今年も足利市から応援バスが出ている。ちなみに、今回のクラブ選手権の応援風景を特集してくれた方がいて、写真を載せてくれていた。全足利クラブ応援団(9/5) | greenstage やっぱり関東圏のチームの方が応援も多い。水沢駒形の応援バスは数年前に打ち切りになってしまったとのこと。


7回表にTFUクラブの守備が乱れる。一ゴロの処理エラーで足利がランナーを出すと、バント処理の悪送球と死球で無死満塁としてしまう。木谷はここで降板。元近鉄楽天有銘兼久浦添商)がバッテリーごと交代する。それまで知らなかったが、有銘は元九州三菱自動車にいて補強選手で都市対抗も出ていた。
有銘は金田克彦(仙台大)にセンター前タイムリーを浴び1点を失うと、さらにタイムリー2本を浴び、1死しか取れずに降板となってしまった。

全足利は黒沼が7回を一人で投げ抜きコールド勝ち。試合展開が速く、2時ごろには試合が終わった。この日は2試合だけで退出し鴻巣BCリーグを見に向かった。ネットを見てると、僕と同じようにドーム→鴻巣へ向かった人がいたようだ。