社会人野球日本選手権関東予選@大田スタジアム

深谷組 0 - 9 明治安田生命
8/30 大田スタジアム 観衆約300人(目測)


この日は社会人野球日本選手権予選が大田スタジアムで行われる日。ただし午後から所要があり、見に行けるのは午前中だけ。
試合予定を見ると、明治安田生命深谷組とあったので、ドームで見られなかった重信拓哉(東大)が見られればいいかなと思い行ってみることに。天気はまだ曇り空。

着いたのは朝9時前だったのに、スタンドに入るとすでに1回裏に明治安田が4点を入れてもう2回表。社会人野球の会場は日本時間ではないということに着いてから気づき、しまったと思う。
しまったといえば、カメラを持ってくるのを忘れてしまい、すべてスマホで撮らざるを得なかった。画質も良くないのはそのためです。

1回裏に4点先制された深谷組だが、2回裏は左腕の長岡優貴が三振2つと内野ゴロで三者凡退にとる。パンフを買わなかった(グランドスラムにも載ってない)ので経歴が不明だが、大卒の投手かなと思った。最速142kのストレートと、カーブがありそう。
朝一の試合ながらスタンドは300人くらいの人。特に三塁側、深谷組サイドには40人くらいの応援団が来ている。明治安田のほうは特になし。ネット裏に某スカウトさんもきていた。僕はこの方にいろんな所にお会いしている。北関東予選でも見たし。

3回裏、1死1塁から加藤孝紀(東海大)が左中間にソロを放ち5−0とリードを広げる。この長岡というピッチャー、直球でそこそこ三振も取れるが、球種が少ないように見える。でも、線が細い感じはしない。
深谷組はHPを見ると「鳶工・土工事」を手掛ける会社だそうで、選手はみんな現場仕事。そのせいかみんな体格がいい。たぶんそういう選手を集めているんだろう。企業チームの選手と並んでも体格的には全く見劣りしない。(あ、深谷組も企業チームか)
ただし打撃のほうは、明治安田の古田康浩(佛教大)に翻弄されてしまっている。連打が欲しいがなかなか糸口がつかめそうにない。


4回裏、深谷組はピッチャーを金本享祐(中部学院大)にスイッチ。右腕でこれも130km後半くらいの投手。
ただし安打で出したランナーをバントで送られ、暴投で三塁。ここでショートの後ろにタイムリーを打たれ6点目。5回裏にも似たようなパターンがあってランナーを進められてしまう。
盗塁もずいぶんされてしまったし、だいぶ差が出てしまっている。クラブチームの上位とか、警視庁とかと同じくらいの強さだろうか。
しかし6回裏、「深谷組のピッチャーは、三橋」とコールされるとスタンドの一部でどよめいた。

JFE東日本のエース・三橋尚史投手兼コーチがマウンドに上がると雰囲気が一変する。
ストレートを146km、148km、150kmと連発し思わずうなってしまう。所沢GBC都市対抗予選で破った原動力はこの人。やっぱり三橋コーチ頼みなのか・・
ところが、レフト前ヒットから内野の連係の悪さで二塁に進めると、次打者を四球。ここでセンター越えタイムリーを浴び9−0とされてしまう。残念ながら7回表も無得点。コールドゲームとなってしまった。
結局古田が一人で投げ切り、重信は見られずじまい。


11時過ぎに試合が終わったので、次の試合の頭が見られるかと思ったが、試合が終わったとたんに雨が強くなり、開始が遅れて見られなかった。このころからスタンド裏にスカウトが大量に集結しはじめる。おそらく東京ガスの山岡目当てか。
この大田スタジアム売店の「おにぎり」が名物だと聞き、食べてから帰ろうと思ったがかなり行列で待たされるハメに。おまけに、いつもついているというお新香が品切れという残念な結果に終わってしまった・・