クラブチーム唯一の参戦@都市対抗野球

三菱重工広島 4 - 1 信越硬式野球クラブ
7/25 東京ドーム 観衆約6,000人(第一試合:目測)

元々ひいきチームも出られず、おまけに僕が注目してた選手もみんな敗退してしまったため、初日に行っていらい全く見てなかった今年の都市対抗。しかし、今大会唯一のクラブチーム・信越硬式野球クラブが日立製作所を破るという結果になったため、これは興味ありと思い、2回戦に行ってきた。
日曜朝だが、どれくらい来ているのかなと思っていたが、信越クラブのテント前には行列はなし。もうすでに入場しているのだろうか?去年の全足利の行列はなかなかすごかったが。

信越クラブは特にグッズとかはなく、選手紹介のパンフとチケット。でもオールカラーのパンフだ。中身は広告ページが多かったけど。
猛烈に暑い外からドームに入って一息つく。試合開始30分くらい前でこんな感じ。

三菱はもう少し入ってくれてもよかったかな・・ 東京から遠いチームなので仕方がないか。でも在京の三菱関係から応援に来ないんだろうか。


広島は大下佑馬(亜大)、信越は高橋雄輝(東海大)の先発。信越クラブは選手紹介のときに出身校ではなく、勤務先をアナウンスする。これは予想通り。
初回から試合は投手戦で始まる。大下はストレート主体で140台前半の球がバットの上を通過する感じ。対して高橋は変化球主体。

日立製作所をホームラン3発という驚異の打撃で破った信越だがこの日はそんな打棒が見られない。逆に先手を取ったのは広島。捕手の國本剛志(近大)が打ちごろの高さの球をレフト中断に放り込む3ランで3-0。失投のような感じ。次の5回は内野ゴロ3つにしとめてたので、あの1球が惜しまれた。
6回裏の信越はレフト前ヒットからバントで送り、次のセンター前タイムリーで1点を返す。さらに四球でたたみかけようかという所で広島の町田公二郎監督(元カープの代打の切り札)がプロばりのワンポイントリリーフを見せて切り抜ける。広島の3人目はJR西日本から補強の湧川雄貴(愛知産業大)という投手で、ずんぐりとした体型が立教の澤田圭を思いださせる。しかしこの投手が良くて、それ以後信越打線は抑えられてしまった。
広島は8回に貴重な1点を追加し4-1で逃げ切った。今大会唯一のクラブだった信越クラブは残念ながら8強ならず。

しかし一塁側スタンドの応援の熱気はかなりのものだった。それと7回攻撃前の応援で、企業チームが社歌を歌う場面だが、信越クラブは長野県民歌「信濃の国」を歌っていた。BCリーグ信濃のホームゲームで聞いたことがあるが、長野の人なら必ず?歌えるというこの歌を歌うところなど、数少ない「都市対抗らしさ」を見せてもらったと思う。こういうのを見ると、地域に根差した野球チームに本大会に出てほしいなと思ってしまうのだ。

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第2試合、東芝NTT西日本の対戦は、正直言ってそれほど興味がなく、眺めているだけだった。
渦中の東芝。試合はNTTがリード。もしここで東芝が逆転勝ちなどしたら、まさにドラマのような展開だったのだが・・

動員こそ多かったが、試合後の一塁側スタンドはやはり元気がなかった。偉い人の挨拶も、予想はしていたが、無し。
東芝の敗退を持って今大会の関東勢は全滅に終わった。