関西独立リーグ、消滅の危機

きょう、仕事帰りの電車の中でtwitterや各種ニュースを見ながらため息をついていた。
こういうことだったんか。昨日の、社会人野球と独立リーグの交流試合の問題。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/131202/wsp13120210470001-n1.htm
ただ、本当にこれが原因なのかははっきりしない。JABAが昨日紹介した通達を出すに至った経緯を説明した形跡がない。産経は断定気味に報じているが、実際のところはまだわからない、というのは頭に入れておく必要がありそうだ。
ただし、昨日僕が書いた「独立と社会人の重複登録問題」については、兵庫県連盟所属の県警桃太郎(兵庫県警のチーム)が兵庫ブルーサンダースと8月にオープン戦をやった記録があるので、問題がこじれていたわけではなさそうだ。県警桃太郎のサイト
となると、やっぱり上の記事にある、学校法人との提携をめぐるゴタゴタが元なんだろうか。


芦屋学園という学校法人が野球部をつくり、高野連大学野球にも所属せず、独立リーグと提携することで元プロ選手の指導を受けながらプロ野球選手を目指す選手を育てるという。ブログに書かないまんま忘れてしまっていたがニュースは知っていた。つまり「学生野球」の枠を外れて野球選手を育てようという、日本ではかなり革新的、もっと言えば挑戦的な試みだ。
上の記事だと、こういった試みに対する無言の圧力がどこかから来たようなニュアンスを感じる(はっきりとは書いてないけど)。記事中に”「兵庫はJABA外のチームなので交流戦は見合わせてほしい」という内容の通達を出した。”とあるけれど、NPBや他の独立リーグ、あるいは大学だってJABA外のチームなのは変わらないんですけどね。
学生野球側から圧力がかかったか、あるいは社会人側が同じアマチュア野球団体として”配慮”したのか、いずれにせよなんかキナ臭い。
それから、この一連の動きを報じているのが産経新聞だけというのもひっかかる。読売はNPBだけでなく大学野球ともつながってるし、毎日は社会人、朝日は・・ もういいや。 僕が電車の中でため息をついたのは、野球界のこういう頭の固さを思ってのことだ。


で、カンドク。今年大和侍レッズが抜け、神戸サンズが抜け(さっき見たら公式ページが跡形もなかった)3球団になったのにまた分裂騒ぎ。ゴタゴタが多すぎて慣れてしまったけど、今度ばかりは風前のともしびかもしれない。今年中に方向性を決めるとあるが、紀州が残るとしたらアイランドリーグへの編入ぐらいしかないのではないか。