明治神宮野球大会 1日目

桐蔭横浜大 7 - 0 松山大
三重中京大 6 - 4 京都学園大
神宮第二球場 観衆約1,500人(目測)
神宮球場 観衆約3,000人(目測)
いずれも11/10


大学野球の最後を飾る明治神宮大会には、僕の応援するチームがあまりなかったので、最初行く気がしなかったのだが、ひとつだけ興味をひかれたことがある。
神宮第二球場
いつも行く神宮球場の隣りに位置する、普段ゴルフ練習場になることの多いところ。大学野球のわきで時々、高校野球の東京都大会をやっているのを見ることがある。高校野球を見ない僕は、隣りでやっていてもわざわざ入場料を払って見ようと思ったことがない。
しかし今回は、同じチケットで本球場と第二球場ともに入ることができる。見る機会もあまりないので行ってみることにした。

高校の部をやっている本球場の三塁側を通り、駐車場の入り口を越えると第二球場の入り口に着く。入ってみて気付いたのは、第二球場にも売店があったこと。といってもひとつだけだが、売店があるとは思わなかった。
中へ入ると、おおっとのけぞるほどお客がいる。この日の第一試合は関東代表の桐蔭横浜大と四国リーグの松山大の試合。控え部員だけでなく、ちゃんと観客がいて、大いに盛り上がっている。特に松山大の一塁側は、スティックバルーンをみんな持ち出していて、しかもチアもわずかにいる。学生さんたちはわざわざ応援のために愛媛からやってきたのだろう。それから、関東在住とおぼしきOBの方々が結構来てくれているようだ。
でこの第二球場、本球場に比べてだいぶ粗末で、何年か前に本球場が改修されたときにも、同時に改修されたという話は聞かないので、長い間そのままなんだろう。両翼は91m、中堅わずか116mという、大学野球に使っていいんだろうかというレベル。外野フェンスが高くなっているが、そのフェンスがなんかボコボコっぽい。

人工芝は昔ながらの硬そうなやつだし、スコアボードはBCリーグで見かけそうな手書きのもの。愛媛からわざわざ全国大会に来たのに、迎える球場がこれではあんまりである。本球場との差がありすぎで、もし全国大会に使うのなら試合前のウォームアップ会場として使うのが正しいと思う。
さて試合は途中から見たのだが、松山大は投手のところに代打を出すなどして使ってしまい、継投に出るのだが調子があがらず、7回で7-0のコールドとなってしまった。
四国の学生リーグがどれくらいのレベルなのかわからないが、練習相手には苦労していそうな気がする。社会人は企業が2チーム(とクラブとしては有力な松山フェニックス)しかないし、関西や広島の大学と対戦するにしても海を渡らなければならない。だから前にも書いたけれど、アイランドリーグとの練習試合を早く認めてあげればいいのにと強く思う。

早く試合が終わってしまったので、本球場での大学の部まで時間がある。そのため内野スタンドの上で日向ぼっこをしつつ、高知高x浦和学院の試合を眺めていた。これがいいゲームで面白い。守備に破綻がなく締まった試合を見せてもらった。この後みた大学の部よりエラーは少なかった。


<つづく>