イースタンリーグ横浜最終戦

西武 0 - 7 横浜
9/30 横須賀スタジアム 観衆970人

もうだいぶ経ってしまったが、ファームの横浜最終戦に行ってきたのでそのときの写真を少し。
横須賀スタジアムは今年は3回目くらい。横浜ファームも合わせて5回くらいしか行ってないが、いろいろな野球を見るので毎年それくらいだ。
この日は久々に電車で追浜まで行ったが、駅前にいつもあった横須賀スタジアムの試合情報板がない。シーズン終了だからなのか、それとも撤去されたのかわからない。それから、追浜駅前商店街に飾ってあった横浜の垂れ幕もひとつもなかったのが気になった。

さて今年の最終戦はそこそこの入り。もう2軍も終わりなのかと思うとずいぶん早い気がするが、10月から宮崎に移るのは毎年のこと。退団選手の登場はあるのだろうか。
横浜の先発は伊藤拓郎(帝京高)。ドラフト関係の記事ではとにかく沢山とりあげられていた選手だったが、ドラフトの評価は下がってしまい8位入団。しかもシーズンが始まってから全然登板せず、きょう初めて見ることができた。
一言で言うと、いいピッチャーだ。コントロールも抜群だったし、この日の投球をみただけではなんで評価が下がったのかわからなかった。退団する選手の継投になるかと思いきや、7回までゼロに抑える力投ぶり。

5回まで1-0の状態が続いたが、6回裏に北、吉村の連打と高森の四球で球場が盛り上がり、大原淳也の右中間タイムリーで一気に一塁側スタンドの喜びが爆発する。最終戦のせいなのか、この日の盛り上がりは本当にすごかった。いつものダミ声のおじさん、応援団の兄ちゃん、高森応援団のみなさん。このスタンドとも来年春までお別れか。寂しいな。
台風が接近しており天気が心配されたが、終盤になるにつれて空が暗くなってきた。
そんななか7回裏、個人的に興奮した選手起用があった。西武が松下健太(早大)を登板させたのだ。たぶん3年以上前に神宮の早稲田戦で見て以来だ。入団以来ケガでまともに投げていなかったが、あのサイドスローは健在だった。ただコントロールは雑で、ランナーをためてから犠牲フライで1点を失う。

西武は攻撃がとても淡白で、横浜ホームの最終戦でスタンドの声援に押されている。ちなみに3塁側の西武ファンは非常に少なかった。
8回表に横浜は伊藤から小林公太にスイッチし、スタンドから「ああ〜」とため息がもれる。戦力外選手の登板だとみんな理解しているのだ。この時期はこれが寂しい。
すでに引退を表明していた新沼慎二がいつ出てくるかと思ったが、結局出てこないうちに終了。7−0で圧倒した。
終了間際から雨と風が強くなるなか選手一同と山下監督の挨拶が行われた。その後予定されていた選手とのハイタッチは中止された模様。
最後は、引退の新沼の胴上げが行われた。この日は試合に出なかったが、これを書いている8日に一軍で最後の出場を果たしたみたいだ。


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この試合後の2日、横浜は戦力外選手の発表を行い、この日記にも出ていた大原淳也、高森勇旗、小林公太、それと投手の福山博之の戦力外が明らかになった。個人的には大原と高森は意外だったので驚いた。
高森と言えば、ファームのスタンドで必ず「高森ー!」と声援を送るグループがいて名物になっていた。ずいぶん前に日産との交流戦で、イチローの物まねを披露してスタンドの爆笑を誘っていたのも懐かしい。
富山県高岡市生まれ。いま24歳だが・・もしやる気があるならBCリーグ富山で、なんてどうだろうか。