大学選抜 x JX-ENEOS @かながわ野球フェスティバル

神奈川県大学選抜 1 - 1 JX-ENEOS
6/23 横浜スタジアム 観衆約400人(目測)

この土曜日は朝から所用で横浜に出向いていた。数日前に、この日は公式戦(ファームなど)もやっていないことは調べてあったので、野球を見る気は全くなかった。
が、前夜なにげなくネットをしていると、横浜スタジアムで大学と社会人の試合があるというではないか。しかも入場無料。幸運な偶然だ。これは行ってみるしかない。


これは神奈川大学リーグの選抜チームと、社会人の選抜チームが試合をするというもので、今年で4回目だという。ただ今年は選抜チームでなく、エネオスが単独で浜スタに乗り込んできた。
入場料は前述のとおり無料。スタジアム入口で学生マネージャーらしき女の子がメンバー表を配ってくれた。内部の売店はやってなかった。スタンドに入ると、予想通りガラガラ。こんなに客の少ない浜スタは初めてだ。
大学選抜は桐蔭横浜大の小野というピッチャーで、エネオスは磯部泰。僕は当初、神奈川リーグの選抜じゃエネオスと結構差がついてしまうかなと思っていた。
それがどうして、大学選抜はエネオスと堂々と渡り合う。2回裏、大学選抜の4番・森岡俊輔(広陵高‐神奈川大)が高めの球をライトスタンドに放り込む。さらにヒットと四球で磯部をせめるが、なんとか1-0で抑える。
3回表、エネオスは田畑秀也が低めをすくい上げて二塁打を放つと、石井大輔が続いてタイムリー。1-1に。
しかしその裏、磯部から代わった沼尾勲からさきほどの森岡が再びライト前ヒット。思い切りがよくスタンドが沸く。さらに森岡は5回裏には一、二塁間に流して3安打目と、広角に打ち分けてみせる。


観衆は見たところ400人いかないくらいと思ったが、野球部の後輩達もたくさんいるので、純粋な観客と呼べるのは200人くらいだったろうか。ガラガラなので一塁側のグラウンドレベルの椅子に座る。まるでメジャーの球場のように迫力を感じる席だが、やはり打球には注意したい。さえぎるフェンスはほとんどない。
スタンドの最上部を見ていると、スポンサーの看板がぐるっと一周しているのだが、よく見ると大学の看板がちらほら見えた。神奈川リーグの1部リーグの大学は、すべて横浜スタジアムに看板を出していたのに気がついた(関東学院、神奈川、桐蔭横浜、神奈川工科、鶴見大、横浜商科の各大学)。神宮球場には白鴎大が看板を出してるし、他にも横浜二軍のヘルメットには産能大千葉ロッテのサイトには城西国際大の広告がある。意外と大学法人てスポンサーになってる例が多いんだな。
エネオスは沼尾から北原、大塚、大学は小野から石川、野口、粟ヶ窪とそれぞれ細かくつなぎ、どちらも決定打に欠けるまま9回裏も終了。1-1の引き分けとなった。エネオス相手に健闘といっていいだろう。
終了後の表彰式で、MVPに3安打の森岡が選ばれた。この日の内容なら文句なしだし、この選手の名前はちょっと覚えておこうかなと思う。