野球の天皇杯(その4)


元旦から始まり、9日に終了した全日本バスケットボール選手権。トヨタ自動車の優勝で幕を閉じたこの大会に、新たな取り組みが始まっていたのを知ったのはつい最近。
独立のプロリーグとして活動していたbjリーグに、初めて出場枠が与えられたのだ。
しかし、細かいルールの違いや日程調整の問題とかで、2つある枠のうち1つを辞退し、日程の空いていた1チームだけが出場したという。(チームは3回戦敗退)
この大会の名称は「天皇杯」(女子は皇后杯)。出場チームの顔ぶれを見れば、まさに僕が妄想している大会そのものだ。公式サイト
さて野球はどうか。野球の独立リーグがもしこんな大会に誘われたらbjリーグみたいに辞退するだろうか。おそらく、彼らは参加には迷わないと思う。

もし日本選手権と明治神宮大会を統合するなどということが実現したとして、参加するチームは大学と社会人だけではつまらない。マイナー好きとしては、もちろんもっと手を広げてほしい。
高校、大学卒業後の受け皿としてプロ候補選手を育成する、あるいは、それまでプロ野球に縁の薄かった地域に野球を浸透させファンを開拓し地域を盛り上げる、といった目的で設立された独立リーグNPBへ選手を送り込むという目的だけなら、リーグ戦やNPBとの交流戦を重ね場数を踏んだり、スカウトへのアピールをしたりすることで目的は果たせる。しかし、後者の目的はどうだろう。リーグ戦と、独立リーグ同士の日本一決定戦だけで十分だろうか。
もっとファンを開拓し地域を盛り上げたいのなら、もう少し大きな目標が欲しい。全国に10チームしかない独立リーグの「日本一」だけでなく、その先に進める何かがあっていい。全国大会の舞台に出てチームや選手の名を全国に広めたいと考えるのは選手や関係者だけじゃない。応援するファンも同じだと思う。
大きな大会に出てチームが勝ち進めば、メディアも大きく取り上げるだろうし、それを見て興味を持ってくれる人も出てくるかもしれない。
リーグ戦は9月中には終わり、グランドチャンピオンシップも10月中旬である。日程に影響はない。独立リーグにとって、参加することにデメリットがあるとは思えない。


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