首都大学野球 東海大 x 日体大

東海大 3 - 0 日体大
サーティーフォー相模原球場 観衆約800人(目測)


まさに日本晴れとなった24日、僕は桜が満開と聞いた高尾山に登りに行ったのだが、行きがけに日刊スポーツを買って読んでいると首都大学野球リーグの記事が載っていた。なんでも、「雨が降ったら即中止」の扱いを今週からやめるとのこと。
首都大学リーグのホームページを見たら、日程のページが空欄になっていておかしいなと思っていたのだが、なんでも例の原発事故による放射能汚染を恐れて、雨が降ったら試合は有無を言わさず中止という扱いになっていたらしい。そんな話、チェックしてなかった。
姿の見えない放射能に対する恐れもわかるが、明確に健康被害の影響がはっきりしておらず、いくらなんでもやりすぎだと思う。六大学や東都はおろか、栃木や茨城でもゲームのある関甲新リーグでも中止にはなっていない。いったい誰の判断なんだろう。
で、その試合がこの日に相模原であるらしい。しかも東海大のドラフト候補・菅野が投げる。せっかくだから行ってみよう。高尾山のコースをちょっと短くして帰りがけに寄ることにした。(しかしこの日の高尾山、桜が満開だというのに驚くほど人が少ない。やはり自粛していていたんだろうか。)

横浜線淵野辺駅からバスに乗り途中から歩いて相模原球場へ。しかし球場に着いてみると、球場の名前が「サーティーフォー相模原球場」になっている。サーティーフォー?? なんでも4月1日からネーミングライツにより名前が変わったんだとか。今度はいったい何屋なんだ・・と思ったが地元の住宅会社だという。
受付の学生君に1000円を払い、中にはいったとたんに試合開始のサイレンが鳴った。前の試合が延びたようだ。
この日は東海大日体大の試合。東海大の試合は昨年昭島で1回見たことがある。先発は菅野智之東海大相模高)。もう「原監督の・・」という冠詞は必要ないほど実力は知れ渡っている。
以前神奈川工科大で見た澤村拓一(巨人)ほどの力感は感じなかったが球は速い。スタンドの上のほうから球筋を見ると、右打者から見て球速が落ちずに外角に逃げる球(スライダーか?)がよく切れており、日体大の打者はこれによく空振りをしていた。ただ、三振を取りまくり、かというとそうではなく、日体大の選手はよく狙い打って7安打を記録していた。思ったよりよく打たれていたが、それでもよく要所を押さえて無失点に抑えている。

これに対し日体大の先発、辻孟彦京都外大西高)という投手は背番号18をつけていることから、エース格と思ったが、東海大を4回途中までノーヒットに抑えるなどよく抑えていた。菅野ほど球速は感じないものの、投球フォームが素人目にもよくまとまっていて、コントロールも良い。ただ際立った特徴がないような・・ 社会人の強豪企業チームによくいるタイプかなと感じた。


以前、昭島で首都大学リーグを見たときは300人くらいだったが、この日はよく入っていて、同じ相模原での湘南戦くらいは入っていたと思う。ただ、応援団も多いが。
この応援団、東海と日体で様子が違い、日体のほうが数が多いうえにチアもいて華やか。これに対し東海は男だけだった。
バックネット裏はやはり(笑)熟年男性やらOBやらが多い。しかし僕の後ろに座っていたおばちゃん2人連れ(菅野目当てと思われる)の会話が実に玄人っぽいので驚いた。齊藤佑樹目当てで大学野球に通ううちにすっかり詳しくなってしまったんだろう・・か。
試合は、中盤に東海が日体大の辻をとらえ、おまけに日体大も守備が足をひっぱるなどして均衡が崩れ、そのまま菅野が完封した。翌日の新聞を見ると球速も150に届かず、調子は悪かったらしい。
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この首都大学野球、関東で見られる大学リーグの中では球場がバラエティに富んでいる。六大学、東都はもちろん神宮だけ(しかも東都は平日)だし、神奈川や千葉は大学構内の球場を使うことが多いのに対し、首都大学リーグは公共のいい球場を使うことが多い。球場好きには楽しみの多いリーグである。

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