JABA関東クラブ選手権神奈川県予選

横浜金港クラブ 6 - 0 横浜球友クラブ
エネオスとどろきグラウンド 観衆約40人(目測)

連日連日35度を超える暑さが続き、ただでさえ夏のデーゲームは観戦が滞りがちになるのだが、この日は朝から曇りがちで、珍しく暑さがひと段落している。観戦の予定はなかったが、毎日新聞の神奈川欄を見ていると、関東クラブ選手権の神奈川県予選が土曜から始まったらしい。他の予定で外出していたけれど、途中で気が変わって球場に向かうことに。カメラを持ってなかったので、写真は全部携帯を使用した。

東横線武蔵小杉駅からバスで「等々力グラウンド入口」に向かう。等々力緑地公園内の等々力球場を横目に歩いていく。昨年まではここでよくクラブ同士の試合をやっていたのだが、おそらく経費のせいで企業チームグラウンドを使うことになったのは以前書いた。
ずっと歩いていくと多摩川の土手につきあたり、川沿いを東に歩いていくと道を隔てたところに高いフェンスに囲まれた「新日本石油エネオスとどろきグラウンド」が見えてきた。道からグラウンドへ降りる細い道があり降りていくとすぐグラウンドの横に出る。はじめて来る球場だ。
試合はすでに始まっており2回の裏。金港が1点を先制していた。まさに企業の練習グラウンドといった感じで、観戦施設はバックネット裏にごく小さなスタンドがあるのみ。そこに腰を下ろす。5人座れる長椅子が6段x2組あり、思ったより人は多かった。もっとも等々力球場でやった時はもう少し多かったけれど。

バックネットは金網で、おまけに柱が何本もあるので、見やすくはない。ただこのスタンドはトタンの屋根がついており、日差しがきつくても多少和らげてくれるのが良い。これが等々力球場だと炎天下はものすごく暑い。ちなみにグラウンドは天然芝+土なので、人工芝のうんと硬い等々力球場にくらべると、実は選手にとってはグレードアップなんじゃないかと思う。
横浜金港の先発は河本憲祐(厚木北高―専修大)投手。3月の神奈川県春季大会でエネオス相手に1失点完投を果たしている(残念ながら見てない)。かつての山内泰幸日体大―広島)を思わせる、右肘をいからせて投げるフォームが印象的で、変化球のコントロールが良い。大学時代はレギュラーになれなかったと毎日新聞にあった。素人の僕が見た限りではとてもいい投手だと思った。
金港の3番は平野路尚(日大藤沢―日大)。僕が知るクラブチームの選手の中でもっとも見ていて楽しい大砲だ。一人だけ打球の音が違う。BCL信濃のドラフトに合格したこともあるらしいのだが、もし入団していたらきっと人気者になっていたと思う。

試合は横浜球友の投手も制球が良く、中盤まで投手戦の様相。特にお互いにエラーがほとんどなく、四球も少なく締まったいい試合になった。7回に金港が1点、8回には球友の守備がやや乱れて4点を上げ最後は6-0で金港が勝った。
ゴールデンウィークにやった試合は僕が新潟に行っていて見られなかったので、これが今年最初の金港クラブの観戦。暑さも和らいだし、試合内容もなかなか面白かった。


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