隠れた存在、社会人野球のクラブリーグ


7月に入るとマイナー野球は一旦お休みに入る。
大学野球はすでに6月に大学選手権も終えたし、社会人野球も都市対抗予選がすべて終了、クラブ選手権予選が少し残っているだけ。独立リーグも前期が終了して後期の入りはじめ。
この時期、野球は高校野球の本番に入る。NPBに次ぐもうひとつのメジャー、高校野球を自分はほとんど見ない。見ても母校の試合だけ。だから試合観戦も例年少なくなる(ただし今年は世界大学野球選手権という例外があるが)。


高校野球の注目ぶりの裏側で、地方では密かな野球リーグが開かれているのをご存知だろうか?
それは社会人野球のクラブチームが主催する自主的なリーグ戦のことだ。


何度も僕は書いたけれど、社会人野球の基本は「大会主義」で、試合形式はトーナメントが主だ。全国大会だけでなくその予選や、地方のJABA地方大会もそう。
しかし増加し続けるクラブチームの大半は公式戦の数が少ない(特に1回戦で負けてしまうようなチームはなおさら)と感じており、JABAでは「クラブリーグ構築5ヵ年計画」を発表し、各地のチーム事情に即した形での試合運営を提唱している。
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この書類を見た時は、まだ先の話かなと思っていたのだが、2年がたち、日程表を見るといつのまにかそういった動きが出てきた。
(つづく)