bjリーグとJBL・・・の続き

http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100520ddm035050080000c.html
おとといの記事の続き。
長年バスケット界をひっぱってきた実業団チームと、地域密着を打ち出す新興のプロリーグ。実業団チームのコーチがbjリーグを観戦したうえでの感想。

田中HCは「外国人選手が多く、派手なプレーもある。チアリーダーなどの演出を含めてエンターテインメントを感じた」と感想を話す。しかし、レベルについては「戦術、戦略はJBLの方が上。バスケットを知らない人にはbjが面白いかもしれないけど、知っている人には違いが分かる」と言い切った。

社会人野球の企業チームの関係者で、アイランドリーグやBCリーグを格上と見る人はいるだろうか。おそらくいないだろう。
この間のゴールデンウィークBCリーグ社会人野球新潟大会を続けて見たけれど、素人の僕が見てもレベル的には守備力を中心に東海理化のほうが上だと思ったし、それにゴールデンウィーク中のBCリーグの連戦中には、1イニングに10点も入るような粗い試合も見られた(選手層が薄いゆえ、ローテーションの谷間の選手が投げたためとどこかに書いてあった)。企業チーム同士の試合ではそんなことはほとんど起こらない。
高校・大学の有望選手で卒業後「積極的に」独立リーグを目指す選手はまだ少ない。NPBのドラフトに漏れた有望選手が卒業後も野球を続けたい場合、まず社会人の企業チームが第一候補だ。素質ある選手が集まり、アマとは言いつつも仕事は午前中だけ、午後はみっちり練習や試合という企業チームがレベルが高いのは当然とも言える。上記のバスケットボールのコーチの言葉は、おそらく企業チームの指導者に聞いても同じだろう。


しかし僕はここでこう思う。「でもね」


この間のBCリーグ・新潟戦とJABA新潟大会を続けて見て感じた落差。
球場前の屋台とグッズ売り場でちょっとしたお祭りっぽい雰囲気を味わい、そろいのキャップを被って地元のチームを応援。観衆1000人。(多い時はそれ以上)
真新しいスタジアムの前に、連盟のおじさん2人が折りたたみ机の前に座ってチケット売ってるだけ。看板なし。観衆250人くらい。
・・・
それでいいのか・・?
もっと観客に見に来てほしいっていう、そういう姿勢が見えない。見に来てもらわなくてもいいんです、ってことはさすがにないだろう。そんなことはないと信じたい。
試合のレベルは高い、それはわかってる。だからなおさら勿体無い。もっと存在を知られなければならない。

というか、なんで愛知県に本社と工場のある(つまり試合を見せたい相手=社員は愛知にいる)東海理化が新潟まで来て試合をするんだっ、て書くと社会人野球のもっと深い話になるので、いずれまた。