BCリーグ前期 新潟 x 信濃

新潟 1 - 4 信濃 ※観戦は6回まで
三条機械スタジアム 観衆920人

ゴールデンウィークに新潟・佐渡へ山登りと野球観戦をすることにした、野球のメインは社会人の新潟大会なのだが、当然BCリーグも見なければなるまい。日程を見ると5月の1、3日と三条市で試合がある。他の予定とのからみで1日の試合を見ることにした。自宅を早朝に出、午後一の試合を観戦してからそのまま新潟の港へ行き佐渡へ渡るという計画だ。
朝4時に自宅を出て車を飛ばす。関越高速は全く渋滞していない。午後1時の試合開始までかなり余裕がある。となれば高速代をケチるに限る。関越トンネルの前で高速を降り、三国街道を走る。国境のあたりは寒いせいでいまだソメイヨシノが満開なのに軽く驚く。

これっぽっちも渋滞することなく国道を抜け、三条市内へ。球場を目指すも、田んぼ、住宅ばかりで全然栄えてない。市の総合運動施設のはずなのだが、街からどんどん離れている感じ。そのうちに、突然球場の前に出た。駐車場は向かいの企業施設のものを臨時に借りており、その脇に広大な芝生広場が広がっていて家族連れがバーベキューをしている。想像していたイメージと全然違う。もう少し街中の運動公園かと思ったが、実態は森林公園の中に野球場があるという感じだ。
三条機械スタジアム(三条市民球場)は収容14800人、両翼99m 中堅122m。見た目もまだ新しい。球場入口ではグッズ売り場や軽食売り場などがあるのはいつもと同じ。メニューは目新しいものはない。僕はいなりずし(\200)とやきそば(\400)を買って中に入った。
ホーム・新潟の一塁側スタンドはすでに多くの観客と応援団がいる。三塁側の信濃のファンはまだ数人。グラウンドではウォームアップからスピードガンコンテストへ。希望者から5人選ばれて投げるのだが、挑戦者を紹介する進行役を選手がつとめていた。こういう、選手がマイクを持つ機会というのは昨年見た群馬と高知の試合でも見られたことだ。

三条の試合は今季初めてというので三条市の偉い人の挨拶があり、君が代斉唱〜始球式ときて試合開始。先発は新潟がアメリカ人・スターツ信濃が給前信吾(横浜商大高)。
スターツBCリーグ唯一のアメリカ人で、2mの身長から角度のあるフォームで投げ込む。制球が安定しないとの評価があるらしくこの日も1回からボールが先行するのだが、投げ下ろすフォームから落ちる球に信濃の選手は皆手を出してしまう。信濃の給前も立ち上がりは良く、投手戦の模様に。
途中スタンドを抜けて外のグッズ売り場へ。グッズはホームの新潟のそれのみ。中でも目を引いたのはセカンダリーキャップで、紺の地にオレンジの2本線が走り、アルビレックスのオレンジxブルーのロゴマークが配されるというもの。BCリーグのキャップはどれも(球場で被るならともかく)普段被るにはセンスがイマイチだと思っていたのだが、この新潟のセカンダリーキャップは出色の出来だと思う。特に新潟がひいきでもないのだが1つ買った。

「今日は外野席も開放します」というアナウンスがあったので行ってみる。外野へは球場の外からまわって入る。芝生席になっており、真ん中にコンクリートの段が設けられている。この日は風が強い。外野守備が大変だなと思ったら案の定風に影響されたプレーが見られた。
ゲームは6回に信濃スターツの落ちる球をようやくとらえ4点先制。その裏新潟も1点を返すのだが、自分は佐渡へ向かう船の時間もあり、ここで球場を後にした。


佐渡への港へ向かう途中、ハードオフ新潟に立ち寄り、翌々日に見る予定のJABA新潟大会の様子をちょっと見る。全足利がJR新潟とちょうど対戦中だったが、足利のワンサイドになりそうだったので安心して球場を後にした。(つづく)