JABA足利市長杯(その2)


準決勝は6-0で全足利の勝ち。投手は皆危なげなかったが、それよりむしろ対戦相手の守備のまずさの方が目立っていた。
決勝まで30分あり、昼飯に買っておいた焼きそばを食う。しかしこれはただの焼きそばではなく、足利名物?ポテト入り焼きそばで、「とみや」というちょっと有名な屋台で買った。球場のある総合運動場の一角に毎日昼ごろ売りに来ているらしい。とみや - 足利市のやきそば・テイクアウト|栃ナビ!
ちょっと甘辛い、濃い目の懐かしい感じの味。野球場に来たらこれをおすすめする。並んでいることもあるそうなので要注意だ。ビールも飲もうかと思ったが、眠くなりそうなのでやめておいた。


決勝は全足利と日本ウェルネス彩。埼玉県のクラブチームで、日本ウェルネススポーツ専門学校の卒業生が主に活動してるチームのようだ。JABAクラブリーグ埼玉にも参加している。
全足利の先発は本間裕之(聖光学院シダックス)。いまの全足利ではエース格で、1回から危なげない投球が続く。テンポよくという感じとは思わなかったがストレートはそこそこ速い。バックネット裏から見ていると落ちる球も持っているようで、三振を欲しがるタイプかと想像する。テンポ良く打たせて取っていた昨年までの杉山慎(現・信濃グランセローズ)とは対照的だ。

僕は野球場へ来ると一ヶ所に留まって見るのではなく、いろいろ場所を変えて見るのが好きだ。バックネット裏すぐ、一塁側、三塁側、そしてバックネット裏の一番高いところから・・など。見てて気がついたのだが、この球場、内野スタンドは傾斜が急で、一番高いところからはかなり見下ろす感じだ。同じくらいの容量の横須賀スタジアムと比べてもそれが顕著に感じる。そして、一・三塁側の一番前から見るとマウンドが近く感じる。内野フェンスが低いせいもあるが、ファウルゾーンも狭いのかもしれない。
試合は全足利が前の試合以上に打ちまくり、やはり一方的になってしまった。また守備の乱れもあったりして、優勝戦にしては物足りない試合となった。この大会は関東各県から1チームずつ集めるのだけれど、前々回は50回記念ということで日産や富士重工といった企業チームが集まっていた。去年と今年はクラブチームとJR支社チームの組みあわせだが、もうちょっと見ごたえのある試合が見たいと感じた。

この時期(4〜5月)はJABAの地方大会が多く、企業チームも忙しいのかもしれない。そういった大会は日本選手権の出場権がかかった重要な試合で、どうしてもそちらに力点を置く。となるとクラブチーム主体の大会になるのだが(実際クラブチームのみの大会は数多い)、力が拮抗しているチームが少なく、そういった点がジレンマになるようだ。


球場外には全足利後援会のテントが置かれ、後援会募集の受付をしていたが、以前見かけたグッズ販売はやっていなかった。(もっとも、去年はテント自体置かれていなかったが)それと全足利のカレンダーを配布していて、一本もらってきた。ただし後援会は遠慮しておいた。足利市民ではないので(笑)
帰りは球場から歩いてJR足利駅へ。途中、重要文化財鑁阿寺(ばんなじ)に寄るが、本堂は保存修理中だった。