JABA足利市長杯(その1)

準決勝 全足利クラブ 6 - 0 日本ウェルネススポーツ専門学校
決勝 全足利クラブ 10 - 0 日本ウェルネス
足利市硬式野球場 観衆約200人(目測)



前日、神宮球場にて18,000人の観衆に混じって六大学野球を見た翌日、こんどは栃木の田舎に野球を見に出かける。あっちはメジャー野球に足を突っ込んでいるが、この日はバリバリの(?)マイナー野球だ。
南関東から北関東へ移動だからちょっとした小旅行である。実は「鉄」でもある僕は東武鉄道の特急「りょうもう」に25年ぶりぐらいに乗るのも目的のひとつだった。浅草駅の旅情あるホームから乗り込み、目指すは全足利クラブのホームタウン・足利。
りょうもう伊勢崎線をけっこう飛ばす。昔乗ったときとは車両が違うが、赤基調なのは変わってない。前のはもっと赤の面積が多くて赤地に白帯だった。そういや全足利のユニフォームは赤だ。偶然だけど。

1時間半弱で足利市に着く。試合開始は11時。バスは少ないのでここから球場まで30分以上かけて歩く。駅からすぐ橋で渡良瀬川を渡る。川の北側にJR、南側に東武の駅があるのだが、町の真ん中に広い川が流れている感じが実に雰囲気が良い。森高千里の歌で「綺麗なとこで育ったね」と彼がつぶやいたのはおそらくこの風景なんだろう。
JR足利駅近くまで行き、「グランド通り」という一本道を行く。人が全然歩いてない。もし曇天だったら物悲しくなるような雰囲気だがこの日は快晴。じきに広大な運動公園につきあたるが、人々が散歩している。駐車場も一杯。やっぱり、みんな歩いてなんか来ないんだろうなぁ。
昼飯に焼きそばを買い球場へ。すると「3番、○○・・」と場内アナウンスが聞こえる。おいおい第2試合の開始は11時じゃなかったのか?どうやら、第1試合がコールドになったので、繰上げ開始になったらしい。社会人野球ではこういうことはしょっちゅうだ。おかげで、2日続けてプレイボールに間に合わなかった。

球場前のトーナメント表を見たら、第1試合でJR水戸がコールド負けをしている。ちょっとアテが外れてしまった。JR水戸はかつて全足利がなかなか勝てなかった相手だったので、対戦を見てみたかった。
で、肝心の試合(準決勝)は、全足利のほぼ一方的な展開となった。日本ウェルネススポーツ専門学校は、BCリーグにも時々選手を輩出している専門学校だが、今日は守備で足を引っ張りすぎた。外野同士でお見合いをする場面がいくつかあり、ちょっと投手が気の毒になった。高校出たてで体つきも小さい選手が多い。それでもJR千葉には勝つ力は持っている。
観戦は無料。スタンドを見ると、一塁側には毎度おなじみの選手応援のノボリ。客層に年配が多いのは前日の六大学と同じだが(笑)、小さい子供連れの人もちらほらいる。女の子が一人でいたりもする。一番多いときに数えたら200人くらいだった。クラブ選手権予選になるともうちょっと多くなると思う。(その2につづく)