球場あれこれ:等々力緑地硬式野球場

政令指定都市川崎市で唯一の硬式野球場。

両翼93m中堅120m、スタンドは押し込めば1500人くらいは入るだろうか。


横浜在住の僕がよく行くこの野球場は、川崎フロンターレの本拠地・等々力緑地公園の中にある。

球場自体は簡素なもので、スタンドには屋根もなく、バックネット裏に座ると頭上には防球ネットが張りめぐらされている。

高校野球の地方予選に使用するほか、社会人の県大会、あとは時折首都大学野球などでも使用するようだ。


球場に門と呼べるものはなく、球場の看板もないので、パッと見ではどんな施設かわかりづらい。なんというか、球場に「顔」がないというか、存在感が薄い・・

遠くに見えるフロンターレの本拠地が立派なので余計にそう感じる。

試合中は、スタンドへの階段の前に「ただいま試合中です」という小さな看板が立つ。

一塁側スタンド裏にはそば屋があるのが珍しい。休日にはやっているようだ。その他は自動販売機だけなので、食べ物が調達できるのはありがたい。公園のまわりには以外とコンビニの類が見当たらない。


現在、等々力緑地全体の整備を計画しているとのことで、フロンターレのサポーターは陸上競技場が狭くて危険だとのことで改修を強く求めているらしい。

この野球場も、電光掲示板こそ新しいが、グラウンド内のフェンスなどは錆びも多く、だいぶ古くなってしまっている。特に人工芝の痛みがひどいらしく、実際にプレーしているチームのブログを見ると「ガチガチに固くなっている」そうだ。

このあたりではプロ野球誘致の話もあまり出ないだろう(武蔵小杉から東横線横浜スタジアムまで1本)し、収容人員の増加も考えなくてよいとなれば、それほど大規模な改修は必要ないと思う。

だから、陸上競技場だけでなく、こっちにも少しは予算をくれないかな・・と思ってしまったりする。