「膿を出しきる」
全ての膿を出しきれていなかったことが判明し、痛恨の極みです。全国のプロ野球を愛する皆様に、さらには巨人ファンの皆様に、重ねて深くお詫び申し上げます
巨人に限らないが、何かしら不祥事が起きたりすると聞かれるこの言葉「膿を出しきる」。
これはいったいどういう意味の言葉なんだろうとふと思った。
今日twitterを見ていて、今回の野球賭博と全く関係ないことについて、僕のフォローしてる人がこんな言葉をツイートしてた。
ミスの原因考えても意味ないから。ミスを犯した環境考えないと。
ああなるほど、と腑に落ちる言葉だ。少なくとも、膿を出し切るという言葉よりは。
本人に聞き取り調査をするにはじまり、果ては選手の携帯電話の通話記録を・・なんてことまで聞こえてくるようになった今回の野球賭博問題。でもそういった荒療治的なものって、あくまで対症療法でしかなくて、本当に大切なのは体質の改善なんじゃないかと思う。野球界全体の。
プロ野球の世界は特殊かもしれないが特別じゃない。
そう思う。いや、憧れを持たれる、特別な世界であってほしいという気持ちも持ってはいるのだけど、それだけではいけないんじゃないかという気もするのだ。
体質を変えるにはどうしたらいいのか。
ある大学野球の監督さんが去年の発覚時に言っていた。「これでまた、プロ行きを勧めない理由が増えた」と。
有望な高校生、大学生に敬遠され、プロ志望者数が「定員割れ」になるような状態。そんな状態になれば、NPBも本気で体質改善に取り組むんじゃないか。そんなことが実現するとも思えないが。
ただし、上記の監督さんのように考える指導者は密かに増えているんじゃないかと思う。