NPBから社会人・独立リーグへと進んだ男達まとめ

3月に入り、野球関係の進路も落ち着いてきたところで、また今年も「NPB→社会人・独立」という流れがどうなっているかまとめてみたい。
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鈴木駿也 ソフトバンク 室蘭シャークス
荻野忠寛 千葉ロッテ 日立製作所
岸敬祐 千葉ロッテ 三菱重工長崎
眞下貴之 横浜 →かずさマジック
中田亮二 中日 JR東海
宋相勲 中日 →新波
阪口哲也 阪神 パナソニック
加治前竜一 巨人 三菱重工長崎

三菱重工長崎に2人入る。荻野は古巣に復帰。パナソニックNPB選手の移籍先の常連になりました。眞下は地元・君津のチームということで良かったと思う。親父さん(元新日鐵室蘭の選手だという)のツテかもしれない。その室蘭には初めて元NPB選手が入ることに。
一般企業に就職という選手のなかにはクラブチームで続けるという人もいるかもしれないが、そういう情報はあまり記事にならない。宋相勲は珍しいケースかも。
また最近知ったことだが、宮城県連盟のTFUクラブに元楽天の選手が3人ほど入ったらしい。
独立リーグ

雨宮敬 巨人 →BCL新潟
西村憲 阪神 →BCL石川
伊藤拓郎 横浜 →BCL群馬
菊地和正 横浜 →BCL群馬
エンジェルベルト・ソト 横浜 →BCL群馬
岩村明憲 ヤクルト →BCL福島(監督兼任)
真田裕貴 ヤクルト →BCL福島(コーチ兼任)
佐藤貴規 ヤクルト →BCL福島
角晃多 千葉ロッテ →BCL武蔵
八木健史 福岡ソフトバンク →BCL群馬
高橋信二 オリックス →BCL信濃(コーチ兼任)
多田野数人 北海道日本ハム →BCL石川(コーチ兼任)
村田和哉 北海道日本ハム →BCL福島(コーチ兼任)

こうやって一覧にしてみて軽く驚いた。BCリーグだけでアイランドリーグは一人もいない。ここへきて、同じ独立リーグでも方向性の違いが大きくなってきたのがわかる。BCリーグは戦力補強としての意味で入団させた感じが強く、育成よりかは地域重視・興行重視という気がする。アイランドリーグは、近年のドラフト結果を見てもわかるとおり育成重視、また海外志向がより強くなっている。


今年はこれらの選手はどんな活躍をするんだろうか。毎回同じことを言っているような気がするが、こういう選手達は応援したくなる。「あの選手はどうしたかな」という興味から見に行く楽しみが増えただろうし。
あと、こういった選手達はファンの接し方が変わることがよく見られる。ある2軍本拠地でBCリーグとの練習試合を見に行った際、「〇〇(選手の名前)がサインを断らなくなったよ」と驚くファンの姿を見たことがある。