クラブチーム58年ぶりの勝利!

大和高田クラブ 1 - 0 バイタルネット
クラブチームを応援する身としておめでとうと言いたい。大和高田クラブ。
初出場同士の対決となったこの試合、スコアレスの状態が続き、延長11回タイブレークの末のサヨナラ勝ちという結果になった。


野球をあまり知らずとも都市対抗野球は知っている人は多いと思うが、社会人野球は「企業がする野球」というイメージを持つ人が大多数。
それは、太平洋戦争後ののち、日本の高度経済成長の過程で野球界にも企業の力が強くなり、都市対抗野球が企業対抗の姿に固定化されていった結果である。社会人野球の最初の形態であるクラブチームは、都市対抗とは全く無縁の存在となってしまった。


ウィキペディア都市対抗野球の各大会の全出場チームをまとめてあるので(すごい人がいるもんだ)、僕はそれをひとつずつ調べていった。
2005年にNOMOベースボールクラブ、1978年に全足利、その前は1956年に新潟コンマーシャルクラブ・・いずれも本大会では初戦敗退に終わっている。
すると、1952年の第23回大会にて「京都クラブ」というチームが一回戦で佐賀の杵島炭鉱を破っていた。おそらく、これが最後のクラブチームの勝利だったと思う。
ここで言うクラブチームとは企業の流れを汲まないクラブのことだ(企業チームから鞍替えしたチームとしては、NTT信越クラブがあるが、ここはクラブ選手権に出場していない)。


マイナー野球好きの変態から見たら、大変歴史的な出来事なのだけれど、世の大部分の人はそんなことも目に留めてくれないんだろうな・・と思う。


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