イースタンリーグ 湘南 x 千葉ロッテ

湘南 1 - 1 千葉ロッテ
横須賀スタジアム 観衆623人


マイナー野球好きといっても、平日のナイターなどはさすがにあまり行かない。たいてい帰りが遅くなるし、翌日また朝から仕事だからだ。仕事場は都内なので、郊外が多いマイナー野球まで移動も時間がかかる。毎年行くのは、横浜スタジアムで行われる都市対抗神奈川二次予選くらい。
しかし、この日は横須賀に行くことにした。
仕事がかなり早く終わったこともあるが、とにかく暖かくてビールが旨そうなこと、それともうひとつ。
あの大家友和が見られるからだ。

追浜駅についたのはすでに6時半近く。足早に商店街を歩くが、いつのまにシーレックスの垂れ幕が新しくなっている。この前行ったときは車だったので気がつかなかった。いっときはだいぶ薄汚れてて心配したのだがちょっと安心する。
球場へ入るとすでに2回裏。まだ0-0のまんまだった。この日はMCのケチャップさんが来ている。この人がいないとシーレックスの試合に来た気がしない。
適当なところに腰を下ろして見ていると3回の表に大家。生で観るのは初めてだ。この人が横浜にいたころはまだシーレックスも誕生していなかった。その時はどんな投手だったか知らないのだが、今日見た大家は、ベテランの、力みのない投手という印象だった。
フォームはアメリカの投手のそれで、悪く言えば上体で投げている感じ。それでテンポ良くポンポン投げる。球速ははたから見ていても出ていない。だが淡々と投げているうちにおさえてしまう。試合中の仕草(ボールをベンチへ放るときとか)なんかもアメリカンな匂い??がする。
5回を投げ4安打無失点。このままいけば次は1軍だろう。

その4安打のうちの1本が、千葉ロッテ岡田幸文(作新学院全足利クラブ)のもの。全足利時代から注目してる選手だ。他の打席も2本が野手ライナーで、当たりは良かった。セカンド正面のゴロでも一塁間一髪アウトの俊足。見ていてとにかく楽しい。
試合は投手戦なのか貧打戦なのか、0-0のまま進む。球場の外には屋台の出店はなくいつもの売店のみ。パン2個とビールを買って夕飯とする。外はまだまだ暖かくビールがうまい。
終盤1-1の同点となり延長戦に。湘南の外国人投手・ブーチェックが3回を無安打に抑える。変化球でカウントを稼げるし、内角の落ちる球で空振りも取れる。これもいい投手だ。その反面、佐伯、堀という両チームのベテランが音なしと元気がなかったのが気になる。


試合は結局延長11回で1-1の引き分け。テンポは速く、11回で3時間ちょっとで終わった。